ドローンは免許不要って本当?飛ばせる場所や資格取得の費用も紹介

空からの映像って、スマホやアクションカメラだけでは撮れない迫力があり副業としてTikTok 収益化する場合にも役立ちそうですよね。そして最近は家電量販店でもドローンが普通に並んでいて、「ちょっと触ってみたいな」と感じている人も多いのではないでしょうか。一方で、「ドローンって免許が必要なの?」「どこなら飛ばしていいの?」と法律面が分かりづらくて、一歩を踏み出せずにいる人も少なくないでしょう。ここでは、最新のルールに沿って“免許不要で遊べる範囲”と“資格を取るとできること”、それぞれ分かりやすく紹介していきます。

ドローンは本当に免許不要なの?

まず結論から言うと、趣味レベルであれば多くのケースでドローンを免許不要で飛ばすことが可能です。2022年12月から国家資格(無人航空機操縦者技能証明)が始まりましたが、これは「持っていないと一切飛ばせない免許」ではなく、一定の条件で飛ぶときに有利になるライセンスという位置づけです。特に100g未満のトイドローンについては、航空法の対象外で、正しい場所とルールさえ守ればドローンを免許不要で遊べる範囲も広いとされています。とはいえ、重さや飛ばす場所によって適用される法律が変わるので、ドローンを免許不要で飛ばせる条件をしっかり押さえておきましょう。

重さで変わるルールと免許

2026年現在、日本では100g以上のドローンが「無人航空機」として本格的な規制の対象になります。100g以上の機体を人口集中地区の上空や150m以上の高さ、空港周辺などで飛ばす場合は、国土交通省への許可・承認が必要で、これ自体はドローンを免許不要のままでも申請すれば飛行は可能です。

一方で、国家資格である一等・二等無人航空機操縦士を取得し、機体認証を受けたドローンを使えば、特定の飛行で許可申請が簡略化されたり、一部が不要になったりします。つまり、免許がないと飛ばせないというより、免許があると制限が緩くなりやすいという認識です。

免許なしで飛ばせる場所はどこ?

出典元:Drone Channel / 藤本ひろき  

それでは、一般的にドローンを免許不要で安心して飛ばせる場所はどこかという話です。基本は、自宅の庭や私有地、管理者から許可を得た公園・施設などで、周囲に人や建物が密集しておらず、空港周辺・重要施設周辺・150m以上の上空を避けている場所になります。100g未満のトイドローンであれば、航空法の制限はかかりませんが、小型無人機等飛行禁止法や各自治体の条例、施設ごとのルールは守る必要がありますよね。人の頭上を飛ばさない、私有地では必ず許可を取る、住宅街の上空を長時間うろつかせないといった基本マナーを守れば、ドローンを免許不要で楽しめる範囲は意外と広いと感じるはずでしょう。

国家資格(一等・二等)でできること

2022年に始まった無人航空機操縦者技能証明は、一等と二等の2つの区分があります。二等無人航空機操縦士は、立入管理された範囲内での目視外飛行や夜間飛行など、いわゆるレベル3までの飛行を前提としており、産業利用や商業撮影を本格的に行いたい人に向いた資格です。一等無人航空機操縦士は、有人地帯(第三者上空)での補助者なし目視外飛行=レベル4フライトを行うための資格で、物流や都市部での高度な運用を想定した上位資格になります。どちらも義務ではありませんが、仕事として飛ばしたい人や申請手続きの負担を減らしたいという人にとっては、取得する価値がかなり高いライセンスではないでしょうか。

資格取得にかかる費用

気になる資格取得にかかる費用ですが、二等無人航空機操縦士をスクールで取得する場合、初学者ならおおよそ25万〜30万円前後が相場とされています。内訳としては、学科・実技の講習費がメインで、そこに国家試験の受験料や身体検査料、技能証明書の交付手数料などが数万円単位で加わるイメージでしょう。一等資格はより高度な内容になる分、30万〜40万円以上を見込んでおいた方がよく、企業の業務利用を前提にした投資として検討されるケースが多いです。

一方、JUIDAやDJICAMPなどの民間資格はコースによって10万〜20万円前後で取得できるものもあり、「まずは基礎を学びたい」「履歴書に書ける資格が欲しい」という段階なら、こちらから始めるのも現実的ではないでしょうか。

免許よりも重要!機体の登録制度と保険について

国家資格と並んで大事なのが、機体登録制度です。2022年6月20日以降、日本では屋外で100g以上のドローンを飛ばす場合、事前に機体登録をしていないと飛行自体ができない仕組みになりました。登録では所有者の氏名・住所や機体の情報を国土交通省に申請し、発行された登録記号(ID)を機体に表示する必要があります。登録されていない無登録機で飛ばした場合、50万円以下の罰金や1年以下の懲役など、重い罰則の対象になるので注意したいところでしょう。

100g未満でもルール確認は必須

これに合わせて、多くの市販ドローンには「リモートID」と呼ばれる機能が搭載されるようになりました。これは、機体の識別情報を電波で発信し、近くの受信機や監督機関が「誰のドローンか」を確認できる仕組みです。たとえドローンを免許不要の範囲で飛ばすつもりでも、100g以上のモデルを屋外で使うなら、機体登録とリモートIDへの対応状況は必ずチェックしておきたいポイントですよね。なお、100g未満のトイドローンや屋内専用機は登録義務の対象外なので、「まずは登録や申請なしで気楽に始めたい」という人は、そのクラスから入るのも賢い選び方ではないでしょうか。

ドローン保険は必要?

初心者ほど意識しておきたいのが保険です。日本の法律上、個人で趣味として飛ばす場合にドローン保険への加入義務はありませんし、保険に入っていなくても許可申請が通れば飛行自体は可能です。それでも、ドローンは落下や暴走で人や車、建物に損害を与えるリスクが常にあり、賠償額が数百万円〜数千万円規模になるケースも考えられるため、賠償責任保険への加入は“ほぼ必須レベル”と考えておいた方が安心でしょう。最近は、1日単位で加入できるワンデー保険や、年額数千円〜1万円台で賠償中心にカバーする個人向けドローン保険も増えてきているので、外で飛ばす前に一度検討してみるのがおすすめです。

まとめ

趣味なら多くのケースでドローンを免許不要で楽しめますが、100g以上は機体登録が必須で、人口集中地区や150m以上の上空では国交省の許可も必要になります。国家資格(一等・二等)は義務ではないものの、仕事利用や申請簡略化には有利でしょう。加えて、万が一の事故に備えた賠償責任保険への加入も、安心して飛ばすためにはほぼ必須と言えるのではないでしょうか。