最近増々の勢いを見せているChatGPTなどの会話系AIサービス。よくニュースなどにChatGPTが取り上げられることが多くなってきた昨今ですが、Googleが開発した会話系AIサービス、Google Bardもリリースされました。『ChatGPTやGoogle Bardって何?』『ChatGPTとGoogle Bardそれぞれ違いを教えて欲しい』といった方に向けて、この記事では
- ChatGPTとは
- Google Bardとは
- ChatGPTとGoogle Bardを比較
について解説していきます。この記事を読むことで『ChatGPT できること』や『Google Bard できること』についてわかります。是非最後まで読んでみて下さい。
ChatGPTとは
ChatGPTとは、OpenAIが開発およびリリースしたAIチャットサービスです。『GPT』という言語モデルをベースにしており、より自然な会話が可能。2022年11月にリリースされ、約2カ月でユーザー数が1億人を突破したことで話題になりました。2023年3月に『GPT4』がリリースされ、無料で使用する場合は旧バージョンの3.5、課金した場合は最新バージョンの4が使用できるようになっています。文章を作るのが得意で、文章校正を依頼すると、かなりのクオリティで校正してくれます。ChatGPTを利用して記事の執筆や、動画の台本作りなど様々な用途に使われることが多く、ChatGPTを使用した派生ツールが多く開発されています。学習データが2021年9月までしか入っていないため、最新情報を取り入れることができないのが大きな欠点です。出力速度は、一文字ずつされていくので出力速度は遅めです。GPT4にすると出力速度が上がります。
Google Bardとは
Google Bardとは、Googleによって開発およびリリースされたAIチャットサービスです。『PaLM2』という言語モデルをベースにしており、Google独自のAIになります。Bardは、吟遊詩人や歌人のように人間が使う自然な文章で回答することから名付けられました。2023年3月21日にリリースされ、同年5月に日本語対応。課金などもなく、Googleアカウントでログインすれば利用可能です。ネットからデータを検索して取得するので最新のデータにも対応しています。出力パターンを3つ表示して選べるのも特徴的。欠点としては『対話時の文章力が高くない』『過去の対話データが閲覧できない』などが挙げられています。一瞬で全文が表示されるため、出力速度は高速です。
ChatGPTとGoogle Bardを比較
- 開発元:ChatGPTは『OpenAI』、Bardは『Google』
- 言語モデル:ChatGPTは『GPT』、Bardは『PaLM2』
- 価格:ChatGPTは『最新バージョンは有料』、Bardは『すべて無料』
- 文章力:ChatGPTは『非常に高い』、Bardは『一部不自然な時がある』
- 出力速度:ChatGPTは『遅い』、Bardは『非常に速い』
- 学習データ:ChatGPTは『2021年9月までのデータ』、Bardは『サイト検索で最新データを取得』
- 過去の対話データ閲覧:ChatGPTは『保存される』、Bardは『保存されない』
- その他特徴:ChatGPTは『文章の校正や想像力が豊か』、Bardは『3つの回答から選択が可能』
まとめ
今回は、ChatGPTとGoogle Bardの違いについて解説しました。どちらのAIも優秀です。最新データの大まかな文章をBardで作成し、文章校正をChatGPTにしてもらうという風に組み合わせて使用すると良いでしょう。お仕事等でもAIチャットを利用することが増えてきています。どちらも手軽に始められるので、この機会に触ってみては如何でしょうか。