人気サッカー漫画「キャプテン翼」のIP(知的財産)を活用したWeb3ゲーム「キャプテン翼RIVALS」は、リリース当初からその動向が注目されてきました。しかし、一方で「キャプテン翼RIVALSがやばい」という根強い噂も耳にします。果たしてその真相はどうなのか、そして現在、このゲームで本当に稼ぐことは可能なのか、詳細に調査しました。
キャプテン翼RIVALSとは?
「キャプテン翼RIVALS」は、ブロックチェーン技術とNFT(非代替性トークン)を組み合わせたGameFi(ゲーミファイ)タイトルです。プレイヤーはキャプテン翼のキャラクターがNFTカードとなった選手たちを編成し、ライバルとのバトルを通じてゲーム内トークンを獲得します。獲得したトークンは、選手の強化や新たなNFTの購入に利用できるほか、仮想通貨市場で現金化する仕組みが導入されており、「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」を特徴としています。
なぜキャプテン翼RIVALSがやばいと言われるのか?
「キャプテン翼RIVALSがやばい」という噂が広まった背景には、主にリリース初期に発生したいくつかの問題点と、GameFiモデルに対する懸念が挙げられます。
ゲーム性の不足と「数字比べ」の批判
リリース当初、一部のユーザーからは、ゲームの主要部分がシンプルなカードバトルであり、戦略性や操作性といった「ゲームとしての面白さ」が不足しているとの指摘がありました。単調な「数字比べ」になりがちで、繰り返しプレイするモチベーションが維持しにくいという声が上がっていたようです。
運営によるトークン売却(売り浴びせ事件)
最も強い批判を浴びたのが、運営側によるゲーム内トークンの大量売却疑惑です。リリース後、ゲーム内トークンの価格が上昇したタイミングで、運営が保有するトークンを市場に大量放出し、価格が暴落したとされる「売り浴びせ事件」が発生しました。これにより、多くのユーザーが損失を被り、運営への不信感が募り、SNS上では「不正に仮想通貨を得ている」「ポンジスキーム(詐欺的な投資スキーム)に近い」といった非常に厳しい批判が巻き起こりました。
不安定なトークン価格とゲーム経済
GameFiタイトルは、ゲーム内トークンの価格が直接プレイヤーの収益に影響するため、その安定性が非常に重要です。しかし、「キャプテン翼RIVALS」も他の多くのGameFiタイトルと同様に、仮想通貨市場の変動やゲーム内経済のバランスによってトークン価格が大きく変動しやすい特性を持っています。初期の急激な価格変動や運営による売却疑惑は、この不安定さをさらに助長し、ユーザーの不安を煽りました。中には「逮捕者が出るのではないか」といった憶測まで飛び交う事態となり、「キャプテン翼RIVALSがやばい」というイメージが強く定着する要因となりました。
キャプテン翼RIVALSで現在も稼げるのか?
Web3ゲーム「Play to Earn」の代表格として2023年に話題となった「キャプテン翼RIVALS」。しかし、2025年現在、その収益性は大きく変動しています。現在のゲーム内経済やトークン価格の動向を踏まえ、調査し解説していきます!
2025年のユーザー動向とゲームの活発性
ゲームは活発なユーザー獲得を見せており、2025年1月に提供開始されたLINE版は、3ヶ月で累計700万人ユーザーを突破し、日本国内でデイリー売上・ユーザー数ともに歴代最高記録を達成するなど、国内外で大きな反響を呼んでいます。2025年6月現在も、キャラクター制作・育成機能の追加やPvPモード実装など、ロードマップに沿った開発が進行中です。
稼ぎに直結するトークン価格の現状
しかし、プレイヤーが「稼ぐ」上で直接的な指標となるゲーム内トークンTSUGTの価格は、2025年に入って大きく下落しています。2025年1月13日の年初来高値0.8920円に対し、2025年6月26日には0.1129円の年初来安値を記録するなど、大幅な価格変動が見られます。したがって、ゲーム自体の活発な動きはあるものの、トークン価格の現状を考慮すると、過去に報告されたような安定した高額収益を期待するのは難しいと言えるでしょう。稼ぐ可能性はトークン価格の変動に大きく左右され、初期投資とGameFiモデルに内在するリスクは依然として高く、慎重な判断が求められます。
GameFiモデルに内在する投資リスクと注意点
「キャプテン翼RIVALS」に限らず、GameFiタイトルで収益を追求する際には、その経済モデルと市場リスクを深く理解する必要があります。多くのGameFiでは、NFT購入による初期投資が不可欠であり、ゲーム内トークンの価値がその投資回収と利益に直結します。TSUGTトークンの価格変動が示唆するように、一度NFTを購入したとしても、トークン価格の下落によって投資額を回収できない「元本割れ」のリスクは常に存在します。
総合的なゲーム体験と今後の展望
トークン価格の変動性や初期投資のリスクはあるものの、『キャプテン翼RIVALS』は大規模なユーザー基盤と継続的な開発を続けています。これは、純粋なゲームとしての楽しさやIPの魅力が多くのプレイヤーを引きつけている証拠と言えます。まだまだ新しいプラットフォームであるWeb3ゲームとしての将来性を見据え、運営はPvPモードの実装など、ゲーム性を高める努力を継続しており、単なる「稼ぐ」目的だけでなく、より豊かなゲーム体験の提供を図り、一過性ではないプレイヤーの定着を図っているようです。
まとめ
今回は「キャプテン翼RIVALSがやばい」という噂や現在について紹介しました。
「キャプテン翼RIVALS」は、リリース初期に厳しい批判に直面しましたが、その後もサービスは継続し、アプリ版もリリースされています。稼げる可能性については過去に報告があったものの、NFTゲーム特有の初期投資やトークン価格の変動リスクが大きく、安定した収益を期待するのは難しいのが現状で、始める際は、リスクを十分に理解し、慎重な判断と自己責任での投資が不可欠です。