売り上げ台数好調!イギリス発「Nothing Phone」の人気の理由は?

売り上げ台数好調!イギリス発「Nothing Phone」の人気の理由は?

2022年8月に発売された、イギリス発の「Nothing Phone」。今までのケータイ端末とは一線を画したこのNothing Phoneが売り上げ台数を着々と伸ばしています。

ということで、今回の記事ではNothing Phoneのスペックや人気の理由について探って行こうと思います。

発売元・Nothing社について

「Nothing Phone」の発売元であるNothing社は、2020年10月に設立されたロンドンに拠点を置くデジタル製品企業です。

Nothing社には、芸術性、信頼性、そしてクラフトマンシップを重視した象徴的な製品を開発することで、テクノロジーに情熱を取り戻したいという想いがあります。というのも、会社の設立のきっかけとなったのが、デジタルデバイス市場にある数々の製品が同じように見え、デバイスを購入する際の子供のようなワクワク感を感じられなくなった人々が数多くいることに気づいたからだそうです。今後も、人と技術の間にある障壁を取り除き、シームレスなデジタルの未来を創造することを使命としていますよ。

Nothing Phoneのスペック

  • メーカー:Nothing
  • CPU:Qualcomm Snapdragon 778G
  • OS:Nothing OS
  • ストレージ:128GB、256GB
  • メモリ:8GB、12GB
  • サイズ:6インチ
  • 重さ:194g
  • カメラ:広角 5,000万画素、超広角 5,000万画素
  • インカメラ:1,600万画素
  • バッテリー:4,500mAh
  • カラー:ブラック・ホワイト
  • 価格:63,800円~79,800円 (税込)
  • その他:5G対応、IP53 防水・防塵、画面内指紋認証・顔認証、ステレオスピーカー、ワイヤレス充電

ディスプレイはフラットで、左上にパンチホール型インカメラを採用。上下左右のベゼル幅が均一で見た目のバランスは素晴らしい仕上がりです。背面は左上にデュアルカメラで、出っ張りがあります。ガラス素材を使用していてシースルーデザインと光の演出を見せてくれる「Glyph Interface」搭載。側面には、アルミフレームを採用しており、高級感ある仕上がりになっています。

Snapdragon 778G+搭載でタッチ操作やスクロールなどの動作レスポンス、アプリの起動や切り替えなど快適に行えます。ステレオスピーカーを搭載なので、ゲームや動画鑑賞にも向いています。バッテリーは、ネット検索やナビ案内、動画視聴、音楽鑑賞、ゲームなど1日使っても問題ない容量です。

さらに、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応。 画面内指紋認証の精度は高く、画面に手を置いてすぐに認証されます。顔認証もマスクなどで顔を半分ほど覆っていてもきちんと認証されるのも非常に便利です。

利用可能キャリアは、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルで4Gも含む状態で利用可能です。

Nothing phoneの主な特徴

唯一無二の洗練されたデザイン

「余計なものは省き、本質を追求する」というコンセプトのもとで開発されており、シースルーの背面には特にオリジナリティを追求しています。さらに、900以上のミニLEDを配置し、内部の配線は故マッシモ・ヴィネリ氏によるニューヨークの地下鉄路線図にもインスピレーションを受けていて、中の構造が見える面白さと通知を受け取ると独自のパターンで光ることによって把握できるデザインです。洗礼されたデザインは、背面の白色の部分の色が微妙に違うというこだわりも強く反映されているそう。

Nothing独自のオリジナルOS

OSに関しても独自のコンセプトを追求しており、Nothing OSを搭載。細やかなカスタマイズが施されています。もちろん、AppleのAir Podsからテスラの自動車など多岐に渡る他社製品との接続も可能です。

Nothing Phoneの人気の理由とは?

第1世代ながらも、主要機能は網羅していてディスプレイにカメラ、バッテリーとシンプルかつ手ごろな価格で、ミドルレンジからミッドハイレンジの効果的に使えるスマートフォン。これだけなら他の機種と並ぶ程度ですが、遊び心と機能性をあわせ持つ背面のデザインが心を鷲掴みにします。

使用感は、120Hzの可変リフレッシュレートでとにかくスムーズで引っかかりでストレスを感じることもありません。6.6インチの大画面でありながら、手に馴染む触り心地で重さに関してもちょうどいいと言えます。見た目で購入して失敗するというセオリーは見事に覆してくれる1台です。

また、今回の発売発表に先立ってNothing Phoneの最初の100台は「StockX」でオークションに出品されており、最初の1台はなんと約40万円を超える値段がついたそうです。それにより、かなりの宣伝効果をもたらした上に人気の火付け役にもなっているようです。

まとめ

何度も手で触れて光る様子を見たくなる、遊び心たっぷりのイギリス発のNothing Phone。確かに、このデバイスは個性的な見た目に惹かれますが、中身は堅実かつ使い勝手のいいスマホです。このギャップは実際に手に取って初めてわかるので、ぜひ実物を見て触れていただきたい1台です。きっとワクワクできるのではないでしょうか。