Amazon.comのセラーセントラルの仕様変更で北米アカウントとして
同一アカウント内でUS(アメリカ)CA(カナダ)切り替えができるようになりました。
以前から欧州Amazonのアカウントではセラーセントラルの右上のプルダウンメニューで切り替えが可能でした。
一つのアカウント複数の市場の切り替えができて大口の月額料金も1アカウント分です。
・amazon.co.uk
・amazon.de
・amazon.es
・amazon.fr
・amazon.it
そして今回、アメリカ、カナダでも欧州のようなマルチアカウントの仕様となるようです。
新規アカウント取得する人や
既存のアカウントを持っている人もすでに切り替わっている人もいるようです。
現在、Amazonでは順次切り替えを行っているようです。
アカウント統一されると、1アカウント分の料金(39.99)でアメリカ・カナダ両方の大口アカウントが運用できます。
これまで、アメリカのみで販売しているセラーもセラーセントラルにログインすれば、
カナダが目につくので、今後カナダamazonでの販売を考えるセラーは増えそうです。
カナダAmazonとアメリカAmazonの市場規模の比較
Amazonの本社のお膝元というだけあって、
カナダAmazonに比べアメリカAmazonの方が市場規模は大きいのです。
しかし、それぞれのデータを比較するとおもしろいことがあります。
私はアメリカとカナダとで全く同じ商品も扱っているので、
1個ピックアップして検証してみます。
この商品はアメリカAmazonでのセッション数(アクセス数)293334に対して、
カナダAmazonでのセッション数2152という数字です。
アメリカAmazonでのセッション数
アメリカはカナダに対して、実に約14倍ものセッション数ががあります。
ではがアメリカの方が14倍売れているかと言えばそうでもありません。
その理由は競合セラーの数です
FBAセラー数で比較(カートボックスのとりずらい無在庫出品セラーはとりあえず除外します)すると
アメリカだと67人、カナダだと2人です。
この数字をもとに、セッション数をセラーの数で割るとそれぞれ次の数字なります。
- アメリカ 293334/67 = 4378
- カナダ 2152/2 = 1076
セッション数で比較では、
約14倍の差があったものが、
約4倍まで縮まりました。
この1商品の、ここ一週間の実売数は以下です。
アメリカ34個、カナダ10個でした。
このように、市場自体はアメリカの大きいのですが、
結局、需要と供給のバランスで、
カナダでも十分な販売が見込める商品は多数存在します。
今、アメリカAmazonで扱っている商品があれば、それをそのままそっくり
カナダ市場にも投入できるから確認してみるのもよいと思います。
国際輸送費もアメリカ送る場合とカナダに送る場合とではほとんど差がありません。
(国際宅配業者の料金は契約者ごとに異なるので、一概にはいえません。)
ぜひ販路拡大先のひとつとしてカナダAmazonにも目をむけてみましょう。