目次
AmazonFBA倉庫へ仕入れ元から直送
まずは、一般的なAmazon輸入の物流の流れをみて見ましょう。
一般的なAmazon輸入の輸送の流れ
また、転送会社への発送指示業務も発生します。
理想的なAmazon輸入の輸送の流れ
仕入れ元→FBA倉庫
これにより仕入れ元→FBA倉庫を直結します。
一旦「常識」をとっぱらって、このように「仮説」をたててから具体的な課題解決を検討します。
AmazonFBA直送の課題の解決方法
「理想的な輸送の流れ」は仮説をたてました。
すると、当然色々と疑問が沸いてきますね?
・荷受けの時の関税、消費税の支払いはどうするのか?Amazonは立替てくれないのでは?
・Amazonは「輸入者」にならないのでは?
・Amazon用の伝票貼り付け、商品へのラベル張りは誰がするのか?
課題から出てきたら、要素を分解して一つ一つ解決していきましょう。
Q 荷受けの時、関税は支払いはどうするのか?
Amazonは建て替えてくれないのでは?
関税・消費税の支払いは自社のアカウント払いにします。
Amazonで荷受けのとき、支払いが発生しないようにします。
Amazonに請求されると荷受けをしてもらえないので、確実な処理が必要です。
Q Amazonは「輸入者」にならないのでは?
Amazonは「輸入者」にはなりません。
そこで、輸入者が自社(自分)なるようにします。
運送状、インボイスの書き方を、仕入れ元に指示すればOKです。
クーリエでは、荷受人・輸入者・輸出者はそれぞれわけて、指定することできます。
Q Amazon用の配送伝票と商品ラベル張りは誰が行うのか?
仕入れ元にAmazon用の梱包作業を行ってもらいます。
FBA納品の梱包方法を説明する資料を作って、仕入れ元にお願いします。
「仕入れ元を外注先」とする考え方です。
要件を満たす商品であれば、
Amazonラベル貼り付けサービス
の利用も検討します。
Amzaon側にラベル貼り付けを行ってもらうことで、
仕入れ元に対しても、提案しやすくなります。
商品ラベル貼付サービスは出品者に代わり
Amazon が商品ラベルを貼付するサービスです。
なお、セラーセントラルで行う出品登. 録や FBA 納品手続き、
ラベル貼付作業以外の作業(袋詰めなど)は含まれませんので、
通常通り出品者自身にて行ってください。
FBA直送の実例
例えば弊社では、実際にこのような流れで納品しています
10月28日に発送され、11月2日はAmazonの小田原倉庫にて受領が完了しています。
アメリカから輸入する場合も大体同じ位の日数です。
(68kg超の荷物を1~3営業日で配送するサービス)
ただし、輸送は早い分、送料は高くなります。
仕入れ元→各国AmazonFBA直送への応用
- インポーター(輸入者)の確保
- アカウントの指定(関税・消費税支払い)
あるいは、税関からの問合せが発生した時に対応分を支払うというやり方でもかまいません。
VAT番号、EORI取得を事前に行ってください。
いずれどこかで記事にはするかもしれません。
仕入れ元→FBA直送が最適ではないケース
注意したいのは、いかなる場合も仕入れ元→FBA直送が絶対的な正解ではないということです。
仕入れ元の商品品質・作業品質によっては、FBA直送が適さないケースもあります。
・流通加工が必要(商品は、中国から調達、パッケージ作成は日本で行っているなど)
など、処々理由が考えられます。
中継地点を置かざるをえないケースもあります。
まとめ
- 仕入れ元からAmazonFBA倉庫に直送し納品
- 仕入れ元→各国AmazonFBA直送への応用
FBA直送の物流の構築ができてしまえば、
仕入れ元に対して発注と同時にFBA納品資料をPDFで送り、
あとは、Amazon倉庫側での受領を待つのみです。
この流れを実現すると、本当にシンプルです。
物流最適化の手段のひとつしてFBA直送の方法があることは覚えておきましょう。