『せっかくオリジナル商品をつくったのに、相乗りされてしまった。』
『商品を情報を勝手に書き換えれて困っている。』
という経験はありませんか?
Amazonブランド登録を行うことで、自分の商品を守ることができます。
Amazonのブランド登録の審査が通るとブランド保持者の商品ページの権限が高まり、他セラー編集するとき制限がかかります。
この記事ではAmazonブランド登録の申請方法やメリットについて解説します。
目次
Amazonブランド登録とは?
Amazonではブランド登録は、ブランドオーナーを対象に「Amazonブランド登録」というプログラムがあります。
ブランド登録の費用はかかりません。
ブランドの審査通過すると、ブランド所有者として権限許可されAmazon上でブランド保護するのに効力を発揮します。
オリジナル商品のオーナーであったり、海外の輸入代理店となっている場合は、
ぜひ、Amazonブランド登録申請を行いましょう。
Amazonブランド登録対象者
・メーカー(製造業者)または自社ブランドの所有者
・ブランドの所有者からAmazonにおける販売を書面にて許可された再販業者、個人、または企業
※以下の商品カテゴリーは、ブランド登録の対象外
•本、ミュージック(CD・レコード)、ビデオ、DVD
•エンターテイメント関連コレクター商品カテゴリー、スポーツ関連コレクター商品カテゴリーの商品
Amazonブランド登録の申請費用は?
Amazonブランド登録はAmazonに対しての申請費用はかかりません。
ただし、事前に商標を取得する場合、その費用はかかります。
Amazonブランド登録の2つのメリット
Amazonブランド登録に主なメリットは2つです。
1.登録ブランドの商品情報の編集権限強化
ブランド所有者は、商品の詳細ページに情報を優先的に反映することができます。
商品名、詳細情報、画像などの訂正も優先的に適用されます。
これにより、「相乗り出品者」が商品情報を書き換えの防止になります。
私も実際に経験があるのですが、まったく関係のない商品画像に書き換えられたことがあります。
商品は財布にもかかわらず、帽子に差し替えていました。
何度も何度も繰り返されるので意図的ないやがらせとみて間違いないでしょう。
「他のセラーに迷惑をかける」ことしか考えてないセラーも少ないからず存在します。
編集権限が強化されることで、このような悪質なセラーから商品ページを守ることができるメリットがあります。
2.製品コード(JAN/UPCなど)がない商品を出品
Amazonでの商品の新規カタログ登録には基本的には製品コードの入力が必要ですが、
ブランド登録すれば、「メーカー型番」と「登録したブランド名」の入力することで、
商品を出品できるようになります。
Amazonブランド登録申請前の準備
ブランド申請時に必要な情報は、出品者の立場により異なります。
・メーカーまたはブランドの所有者の場合
➔OEMオリジナル商品のオーナーなど
・ブランド所有者からAmazonでの販売を許可得た再販業者、個人
➔海外メーカーの輸入代理店になっている等
メーカーまたはブランドの所有者の場合
必要ものは主に3つです。
1.パッケージにブランド名またはブランドロゴが表示されていることを確認できる画像
2.商品本体にブランド名またはブランドロゴが表示されていることを確認できる画像
3.ブランドまたは商品(あるいは両方)を掲載している公開中のウェブサイトのURL
※商標登録証明書を取得済の場合は提出する
WEBサイトの作成にはWEBサイトビルダーを使う
Amazonのブランド登録の申請時、「ブランドまたは商品(あるいは両方)を掲載している公開中のウェブサイトのURL」を用意する必要があります。
すでにブランドサイトを作成している場合はそのURLを提出します。
WEBサイトが無い場合は作成する必要があります。
審査が通りやすいのは独自ドメインのWEBサイトです。
ヤフーショッピングや楽天の販売ページなどURLでは通りにくくなってきています。
WEBサイト作成と聞くと、ハードルが高いとしまう人もいるかと思います。
全くの0からHTMLコード書き起おこすところから始める必要はありません。
「ブランドまたは商品(あるいは両方)を掲載している公開中のウェブサイトのURL」を用意するためには、
WEB、WEBサイトビルダーを活用するとよいでしょう。
関連記事:ドラッグ&ドロップで簡単ネットショップ作成できる「BASE(ベイス)」
これらのサービスを使えば、HTMLやCSSなど特別なWEB知識がなくても
ドラッグ&ドロップで手軽にWEBサイト構築できます。
「Amazonに見せるためのショップを作る目的」として使うサービスとして適しています。
より本格なネットショップ販売を作成するのなら、カラーミーやメイクショップのショッピングカートASPや
ワードプレス+ウーコマース等での構築がオススメです。
WIX
無料でも利用できるのですが、
やはり、独自ドメインが必要です。
月額1000円前後程度です。
また、ブログ運営の経験がある方なら、
ドメイン用意、レンタルサーバー契約、ワードプレスインストール、有料テンプレート適用
という流れでも簡単にWEBのサイト構築できることはわかると思います。
ブランドロゴの作成
クオリティの高いオリジナルのロゴ作成をしたい時は、専門のプロに頼みましょう。
クラウドワークスやランサーズを活用しましょう。
製品にオリジナルロゴいれる場合、AIデータとして製造工場に渡します。
AIデータとは?
Aiデータとは、Adobe Illustrator(アドビイラストラーター)で利用できる標準ファイル形式です。
ロゴデータや、パッケージのデータのやりとりを行うとき、標準的に使わているファイル形式です。
デザンナーに依頼して場合、納品物としてAIデータで納品してもらいます。
印刷会社もAIデータとして受取り、商品
WEBデザイナーや印刷会社に関わる人なら絶対に誰でも知っている共通のファイル形式と考えてください。
商品画像の作成
オリジナル商品の撮影にも、やはり、専門の業者がいます。
見栄えのあるプロクオリティの写真に仕上げてくれます。
「商品撮影 代行」等で検索してみてください。
グーグルで「商品撮影 代行」で検索した結果です。
撮影代行業者「バーチャルイン」
たとえば、
中国輸入のセラーでは有名になっているという撮影代行には「バーチャルイン」という会社があります。
私の周りでもここの利用者はいます。
ブランド所有者からAmazonでの販売を許可を得た再販業者、個人
「メーカーまたはブランドの所有者」同様の3つに加え、追加書類が必要です。
1.パッケージにブランド名またはブランドロゴが表示されていることを確認できる画像
2.商品本体にブランド名またはブランドロゴが表示されていることを確認できる画像
3.ブランドまたは商品(あるいは両方)を掲載している公開中のウェブサイトのURL
4.ブランド所有者からAmazonでの販売が許可されたことがわかる書面
4の書面はAmazonが書面のフォーマット雛形を配布しています。
https://s3-us-west-2.amazonaws.com/brandregistryjp/application_templates/Amazon+Brand+Registry+Brand+Owner+Authorization+Letter_ja_JP.pdf
なお、この書面は、必ずしもAmazonのフォーマット使用が必須ではありません。
独占販売契約書はフォーマットは独自で作成したものでかまいません。
輸入代理店として、メーカーと取り交わした独占販売契約書があれば、amazonに提出します。
「Amazonブランド管理者の承認」 フォーマット
Amazonブランド登録の方法
- 以下のURLにアクセスし申請します。
https://sellercentral.amazon.co.jp/brand/catalog-brand-application/create - Amazonにサインインします。
- ブランド登録申請画面での入力項目
それぞれに項目を入力します。
・ブランド名
・画像
・申請するブランドとの関係
・商標登録証明書
・ブランドのWEBサイト
「送信」をクリックします。
- Amazon側でブランド申請を審査
ブランド申請を行うとamazon側で審査を行います。
審査を通過するとブランド保持者として権限が認めらます。
ブランド登録した商品に相乗りはできるのか?
ここは勘違いしやすい部分です。
「全く同じ商品」であれば相乗りは可能です。
・オリジナルのスタンプを作成し、誰でもタオバオ入手できる商品対し印字しただけ。
※2017年5月10日現在ブランド登録停止中です。
Amazonでは、新しいブランド登録サービス公開を間近に控えているため、現在は申請を受け付けていません。5月上旬に公開予定の新しいブランド登録サービスでの申請方法は、改めてこのページでご確認ください。UPC、EAN、JAN、またはISBN)を含めGTIN (Global Trade Item Number)がない商品の出品方法をお探し場合は、製品コード免除の申請が可能です。新しい商品詳細ページを作成する場合や出品情報をAmazonカタログの既存の商品に一致させる場合は、ほとんどの商品カテゴリーで出品者様にGTINをご用意いただく必要があります。詳しくは、GTIN(UPC、EAN、JAN、またはISBN)がない商品の出品方法をご覧ください。
まとめ
Amazonのブランド登録のメリットや申請方法について解説しました。
Amazonのブランド登録の審査が通るとブランド保持者の商品ページの権限が高まることは大きなメリットです。
- 登録ブランドの商品情報の編集権限強化
- 製品コード(JAN/UPCなど)がない商品を出品
- ブランド登録=独占販売ではない