世界的に有名な人物の1人である『スティーブジョブズ(Steve Jobs)』、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。アメリカの起業家・実業家・工業デザイナーで、一切の妥協を許さないカリスマ的変革者やウォルト・ディズニー・カンパニーなどの役員を歴任したことでも知られています。今回はそんなカリスマ的変革者スティーブジョブズの心に響くという名言やどんな人物だったのかをご紹介します。
スティーブジョブズ(Steve Jobs)とは
『スティーブジョブズ(Steve Jobs)』は、本名スティーブン・ポール・ジョブズ(Steven Paul Jobs)1955年2月24日生まれのアメリカの起業家・実業家・工業デザイナーとして知られる人物です。Appleの共同創業者の1人でAppleのCEOを務め、NeXTやピクサー・アニメーション・スタジオの創業者でもあります。ウォルト・ディズニー・カンパニーなどの役員を歴任した経歴もあり、AppleⅡなどによりパーソナルコンピュータ(パソコン)の概念を市場に普及させ、iPodとiTunesやiTunes Storeで音楽業界に変革をもたらし、iPhone・iPadを世に送り出したと評された人物です。
どんな人だったのか
『スティーブジョブズ(Steve Jobs)』、アメリカを代表するような企業を創り上げた人物とはどんな人だったのでしょうか。1955年、シリア人の父とアメリカ人の母との間にサンフランシスコでジョブズは誕生しています。しかし、生まれてすぐにアメリカ人家庭の養子に出されたそうです。そんなことから自分は何者なのか葛藤することもあったといいます。小学生に上がる頃には好奇心旺盛な子供に育ち、イタズラ好きの世話の焼ける少年だったそうです。その頃から並外れた知能があり、飛び級でクリッテンデン中学に入ることとなりましたがうまく馴染めずいじめを受け、家族は引っ越して別の中学へ転校させたそうです。
スティーブ・ウォズニアックとの出会い
1971年、16歳になった頃に友人の紹介で、後にAppleの共同創業者となるスティーブ・ウォズニアックと出会います。2人はすぐに意気投合し、当時話題となっていた不正に無料で長距離電話ができるというブルーボックスの記事を読んで自作してしまったそうです。その後、オレゴン州ポートランドのリード大学に入学したジョブズですが、「価値を見いだせず、両親の貴重な学費を価値のない教育に使いたくなかった」と、わずか半年で退学してしまいます。ですが、退学した後も関心のある講義にだけ潜り込んで大学生活を過ごしたといいます。そして、1976年ついにスティーブジョブズとスティーブ・ウォズニアックは、2人はアップル・コンピュータを創設しました。
スティーブジョブズの名言
Appleの共同創業者として知られるスティーブジョブズは、これまでに数々の名言を残しています。ここからはその名言をご紹介します。
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
これはジョブズが17歳の頃から亡くなるまでの33年間、鏡に映る自分に向かって問いかけ続けたという言葉で、積み重ねていく1日1日を過ごす中で自分の本心と異なる無駄なことは捨て置き、自分が直感的に求めることのみを追求すべきという名言です。
ハングリーであれ。愚か者であれ。
他人から否定されて厳しい声を浴びせられても、自分の気持ちに正直になりどこまでも貪欲になることで、自分だけの成功を成し遂げられると、スタンフォード大学卒業式スピーチを締め括ったジョブズの名言です。
心の底から満足する唯一の方法は、素晴らしいと信じる仕事をすること。
自分が携わる製品の機能性について最後までこだわり続け、強烈なリーダーシップでアップル社を成功へ導いたジョブズの言葉で、自身が自らの仕事に対し抱いていた誇りこそが仕事をして満足するために必要だという名言です。
先を見越して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。
将来のことを考えるのではなく今自分が何をしたいかという信念に基づいて行動することで、必ずそのときの経験が将来に結びつくという名言で、ジョブズは今自分が楽しいと感じるものに熱中する中で延長線として勉強に励んでいたのだといいます。
他の人々の意見のノイズによって、あなたの内なる声が掻き消されないようにしなさい。
自分の残した結果に対して他人から受けた評価や批判に傷ついたときは、本当に自分が望むことを素直に思い出し、自分の志から逸れない行動を選択することが重要であるという名言で、現代のSNS社会で見られる知らない他人からの批判などを受けた時に思い出したい言葉です。
結果の平等はともかく、機会というものは誰にでも平等であると固く信じている。
人生で誰もが体験するであろう「どうして自分だけが…」という経験。ジョブズは結果がどうであれチャレンジするための機会というのは誰にも平等にあり、挑戦する勇気さえ失わなければ成功への道が開かれると信じているという名言です。
最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。
多くの選択肢の中から、成功するために最適な1つの選択をする場合、最適解の正解に辿り着くことを意識するのではなく、無駄なもの、余計なものを消していき、正解に近づけるというジョブズの名言です。
重要なことに集中する唯一の方法は「ノー」と言うことだ。
あらゆる選択肢に手を伸ばしたくなるとき、本当に重要な物事に集中して取り組むためには、無駄なものや不要なものに「ノー」を言える勇気が必要だというジョブズの名言で、余計なものを捨て、重要な物事に集中することで最高の結果が生み出せるという言葉です。
まとめ
今回はカリスマ的変革者スティーブジョブズの心に響くという名言やどんな人物だったのかをご紹介しました。今は亡きスティーブジョブズですが、生涯の中で数々の名言を残しています。それはジョブズが実際に経験して得てきたもので、その結果をしっかりと残しています。人生の大先輩が残した言葉の数々、思い詰めることがあれば思い出してみると勇気をもらえるかもしれません。