メディア運営でもブログでもアフィリエイトサイトでもネットショップでも世の中でどんなことがトレンドになっているのか?動向をチェックすることは大切です。
WEB上でのユーザーの動向をチェックするためのキーワード調査が欠かせません。
ユーザーから検索エンジンで検索しているキーワードはニーズそのものと言えます。
ユーザーの検索動向チェックには、Googleの提供している無料ツールGoogleトレンドが便利です。
Googleトレンドとは、Googleに日々蓄積されている膨大データベースをもとに、キーワードの動向調査ができるツールです。
例えば
- 今注目度が高いキーワードや商品、サービスは何なのか?
- どの時期が最も需要が大きくなるのか?
といった情報を調べることができます。
今回は、Googleトレンドの基本的な使い方を初心者向けに説明します。
目次
- 1 Googleトレンドとは?
- 2 Googleトレンドの基本メニュー
- 3 グーグルトレンドの基本的な使い方
- 4 Googleトレンドランキング
- 5 Google トレンド 急上昇ワード
- 6 グーグルトレンド API
- 7 Googleトレンドで調べたデータをエクスポート
- 8 GoogleトレンドをWEBサイトへの埋め込み
- 9 Googleトレンド 比較
- 10 最後に
Googleトレンドとは?
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
Googleトレンドとはキーワードの人気度やその推移を簡単に調べることができるGoogle公式が提供している利用できる無料のキーワードツールです。
ブラウザ上ですぐに使えるサービスでGoogleアカウントの取得も不要です。
Googleトレンドの基本メニュー
Googleトレンドの基本メニュー
Googleトレンドは4つのメニューに別れています。
- ホーム
- 調べる:キーワードのトレンド調査
- 急上昇ワード検索:直近で検索回数が増加しているキーワード
- Year in Search:検索で振り返る:キーワードのランキング
使用する目的に応じて、4つのメニューを使い分けます。
グーグルトレンドの基本的な使い方
グーグルトレンドの基本的な使い方とそれぞれの項目について説明します。
グーグルトレンドにアクセスします。
「ホーム」、「調べる」メニューどちらのメニューからでも構わないので、キーワードを入力し検索します。
今回は、例として「ポケモン」で検索しました。
すると、検索結果が表示されます。4つのカードに分かれています。
- 人気度の動向:キーワードの人気度の推移をグラフ表示
- 小区域別のインタレスト:国ごと、国の中の地域ごとの関心度
- 関連トピック:検索キーワードに関連する話題
- 関連キーワード:検索キーワードに関連性の高いキーワード
1.人気度の動向
「人気度の動向」がグラフで表示されます。
人気度の動向
人気度の動向の縦軸は0〜100の範囲で表示され、最も検索されたときを100とした相対的な数字です。
グラフの横軸は時間を表します。
縦軸は検索数ではないので注意してください。
例えば、2021年11月ピークで100となっています。これは、ちょうどポケモン新シリーズがリリースされた時期です。
ポケモン2021年11月
人気度の動向
数値は、特定の地域と期間について、グラフ上の最高値を基準として検索インタレストを相対的に表したものです。100 の場合はそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50 の場合は人気度が半分であることを示します。0 の場合はそのキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。
2.小区域別のインタレスト
インタレストとは、「関心」とう意味です。「ポケモン」というキーワードがどの地域で人気が高かったかを確認することができます。また具体的にどの地域(の本の場合は県ごと)で人気度が高かったのかのランキングを見ることもできます。
小区域別のインタレスト
指定した期間において、該当のキーワードの人気度がどの地域で最も高かったかを表示します。人気度の値は 0~100 です。100 の場合はその地域ですべてのキーワードと比較してそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50 の場合はその地域でそのキーワードの人気度が半分であることを示します。0 の場合は、その地域で該当のキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。
注: スコアの値が高いほど、すべての検索クエリに対する割合が高いことを示します(検索クエリの絶対数が多いわけではありません)。たとえば、人口が少ない国で「バナナ」に関する検索クエリが 80% である場合、「バナナ」に関する検索クエリが 40% である人口が多い国と比べると、人口が少ない国のスコアは約 2 倍となります。
3.関連トピック
検索したキーワードの関連トピックが一覧で表示されます。
関連トピック
該当のキーワードを検索するユーザーは、これらのトピックも検索しています。次の指標ごとに表示できます。
* 人気 – 最も人気の高いトピックです。スコアは相対的に計算されます。たとえば、100 の場合はそのトピックが最もよく検索されていることを示し、50 の場合はそのトピックの検索頻度が半分であることを示します。
* 注目 – 最後の期間からの検索頻度の増加が最も大きい関連トピックです。「急激増加」とマークされた結果は、極端な増加を示すもので、原因としては、そのようなトピックが新しいために以前の検索が(あったとしても)ほとんどなかったことが考えられます。
該当のキーワードを検索するユーザーは、これらのトピックも検索しています。次の指標ごとに表示できます。
4.関連キーワード
検索したキーワードの関連するキーワードが一覧で表示されます。
関連キーワード
該当のキーワードを検索するユーザーは、これらのクエリも検索しています。次の指標で並べ替えることができます。
* 人気 – 最も人気の高い検索クエリです。スコアは相対的に計算されます。たとえば、100 の場合はそのクエリが最もよく検索されていることを示し、50 の場合はそのクエリの検索頻度が半分であることを示します。
* 注目 – 最後の期間からの検索頻度の増加が最も大きいクエリです。「急激増加」とマークされた結果は、極端な増加を示すもので、原因としては、そのようなクエリが新しいために以前の検索が(あったとしても)ほとんどなかったことが考えられます。
Googleトレンドランキング(Year in Search:検索で振り返る)
Googleトレンド「Year in Search:検索で振り返る」へのアクセス
左上のボタンをクリックし、「Year in Search:検索で振り返る」をクリックすると、グーグルトレンドのランキングにアクセスできます。
グーグルトレンドランキングでは、急上昇ワード、人物やニュース、等の切り口でキーワードを確認できます。
グーグルトレンド「Year in Search:検索で振り返る」の国の指定
Googleトレンドの標準の表示はアメリカなどの日本以外の国になっている場合があります。日本を対象にしたい場合、日本プルダウンから日本を指定します。
グーグルトレンド「Year in Search:検索で振り返る」の年の指定
対象とする年を選択することができます。
Google トレンド 急上昇ワード
「Google トレンド 急上昇ワード」メニューへのアクセス
左上のボタンをクリックし、「急上昇ワード検索」をクリックすると、「Google トレンド 急上昇ワード」にアクセスできます。
Googleトレンドの急上昇ワードとは、検索回数が増え人気が高まっているキーワードです。
「毎日の検索トレンド」と「リアルタイムの検索トレンド」をチェックすることができます。検索数が急上昇したキーワードが、に関するサムネイル(縮小画像)と記事が表示されます。
Googleトレンドで調べたデータをエクスポート
グーグルトレンドでは、調べた検索結果をCSVデータとしてエクスポート(出力)できます。
各項目のエクスポートが可能です。
人気度の動向のCSVエクスポート
「人気度の動向」を例に説明します。
右上の矢印マークをクリックします。
「CSV」ファイルが自動でダウンロードされます。
データのエクスポートができました!
小区域別のインタレストエクスポート
他の項目をエクスポートする場合、流れは同じです。
右上の矢印マークをクリックすると「CSV」ファイルが自動でダウンロードされます。
関連トピック のエクスポート
関連キーワードのエクスポート
GoogleトレンドをWEBサイトへの埋め込み
グーグルトレンドのデータをWEBサイトへ埋め込むことができます。
運営サイトに埋め込むには以下手順で行います。
例えば、先ほどの例のように「ポケモン」というキーワードで検索した場合、以下の4項目の内容が確認できました。
- 人気度の動向:キーワードの人気度の推移をグラフ表示
- 小区域別のインタレスト:国ごと、国の中の地域ごとの関心度
- 関連トピック:検索キーワードに関連する話題
- 関連キーワード:検索キーワードに関連性の高いキーワード
それぞれの項目の画面右上の「<>」をクリックします。
以下の画面が表示されるので、ソースコードをコピーします。パソコンとモバイルバージョンでのプレビューも確認することができます。
↓ソースコード
<script type=”text/javascript” src=”https://ssl.gstatic.com/trends_nrtr/3045_RC01/embed_loader.js”></script> <script type=”text/javascript”> trends.embed.renderExploreWidget(“TIMESERIES”, {“comparisonItem”:[{“keyword”:”ポケモン”,”geo”:”JP”,”time”:”today 12-m”}],”category”:0,”property”:””}, {“exploreQuery”:”q=%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3&geo=JP&date=today 12-m”,”guestPath”:”https://trends.google.co.jp:443/trends/embed/“}); </script>
コピーしたコードをWEBのサイトに貼り付けます。
例えば、WordPressの記事に埋め込む場合なら、記事投稿画面の「テキスト」からソースコードを貼り付けます。
グーグルトレンド API
Googleトレンドでは、API提供しています。
atom形式(急上昇キーワード)
http://www.google.co.jp/trends/hottrends/atom/hourly
グラフ描画
http://www.google.com/trends/fetchComponent?q=honda,toyota,nissan&cid=TIMESERIES_GRAPH_0&export=5
グラフjson形式
http://www.google.com/trends/fetchComponent?q=honda,toyota,nissan&cid=TIMESERIES_GRAPH_0&export=3
Googleトレンド 比較
Googleトレンドでは複数のキーワードを追加して人気度を比較する機能があります。
キーワードは最大で5個まで登録できます。
Googleトレンド 比較機能の基本的な使い方
比較機能の使い方は、1つ目のキーワードを登録した後、画面上部の「比較」に2つ目のキーワードを入力します。
すると、それぞれのキーワードの動向が一つのグラフ上で表示されます。
今回は例として「ポケモン」「妖怪ウォッチ」というキーワード比較してみました。
3個目以降のキーワードを登録したい場合、同じように「比較を追加」から追加します。
登録できるキーワード数は最大5個
グーグルトレンド の「比較」のキーワード数は最大5個まで指定することができます。
例として「ポケモン」「妖怪ウォッチ」「ドラえもん」「サザエさん」「ドラゴンボール」というキーワード比較してみました。
最後に
Googleトレンドの使い方について紹介しました。