あなたが見ている検索結果と他のユーザーがみている検索結果は違います。
WEBサイト運営者、ネットショップ運営者はグーグルのこの機能を知っておかなければいけません。
Googleのパーソナライズド検索について解説します。
目次
Googleのパーソナライズド検索とは?
Googleの検索結果は、閲覧者ごとにカスタマイズされた検索結果です。
検索ユーザーがごとに結果結果に表示される内容を最適化する仕組みとなっています。
- ユーザーが過去にアクセスしたWEBサイト
- ユーザーが過去にアクセスしたリンク
- 検索ユーザーの使用する言語と所在地
- 過去に調べた検索キーワード
等の情報を元に検索ユーザーごとの表示させる内容を変更しています。
また、パーソナライズド検索は、単に「パーソナライズ」と呼ぶ場合もあるので、おぼえておくとよいでしょう。
通常検索(パーソラナイズド検索)とパーソラナイズド検索を無効にしたときの違い
通常検索(パーソラナイズド検索)とパーソラナイズド検索を無効にしたときの違いを確かめてみましょう。
以下の画像は「コンテンツマーケティング」というキーワードで検索しました。
左がパーソラナイズド検索、右側がパーソラナイズドを無効にした検索結果です。
ほとんど検索結果はかわりませんが、「バズ部」さんのWEBサイトが
- パーソラナイズ検索(通常 の検索):4位
- パーソラナイズドを無効;7位
となっています。
パーソラナイズ検索で上位に表示されています。
「バズ部」とは、ワードプレスでWEBサイト作成したり、コンテンツマーケティングについて調べてことがある人なら誰でも目にしたことがあるでしょう。
豊富で良質な記事を書かれているので、私もよくバズ部さんのサイトにはお世話になっています。
私が頻繁にバズ部さんのWEBサイトに訪れる機会が多いため、
グーグルは「このユーザーには優先的にバズ部を表示させよう」と判断しているわけです。
このようにグーグルのパーソラナイズによって、検索ユーザーがごとの見えている結果には違いがあることを知っておかなければなりません。
Googleのパーソナライズド検索が生み出す勘違い
パーソナライズドは検索ユーザーごとに表示内容を最適化する仕組みと説明しました。
パーソナライズド検索はユーザーの利便性を高めるための機能です。
しかし、この機能はWEBサイト運営者にとってはよい面ばかりでもありません。
パーソナライズド検索によって、「自分のWEBサイトの検索順位を過大評価してしまう」ことがあります。
例えば、「イタリアの革靴」を扱うネットショップを運営していると仮定してください。
「イタリア 革靴」でグーグルで調べると見事に検索結果1位を獲得していることが確認できたとします。
ここで、「うちのネットショップは主要なワードで検索結果1位をとれている!きちんとSEO対策できている」
と考えるのは早計です。
ネットショップ運営者は自分のネットショップに頻繁にアクセスしてチェックしていることでしょう。
そうすると、グーグルの「パーソラナイズ」が働き他の検索ユーザーが見ている検索結果に比べ自分のWEBサイトが上位に表示されやすい現象がおこります。
このように、WEBサイト運営者にとっては、ありがた迷惑な一面もあるといえるでしょう。
Googleのパーソナライズド検索を解除する方法
では、Googleのパーソナライズド検索を解除する方法するにはどうすばよいでしょうか?
Googleのパーソナライズド検索を解除する方法は以下の2つです。
- Webブラウザをシークレットモードで無効化
- 手動で検索結果URLの後ろに「&pws=0」をつける
Webブラウザをシークレットモードで無効化
よく使われるにWebブラウザには以下の3つがあります。
- Google Chrome
- firefox
- Safari
ブラウザのファイルメニューから「新規シークレットウィンドウ」を選択すれば、パーソナライズを無効にして検索をすることが出来ます。
Google Chrome でパーソナライズド検索を無効にする方法
メニューバーのファイル>「新規シークレットウィンドウ」を選択します。
パーソナライズされない検索をすることが出来ます。
以下のウィンドウが立ち上がりました。
この状態で検索すると、パーソナライズドが無効の状態の検索結果を得ることができます。
キーボードショートカットキーをおぼえておくと便利です。
Mac:command+sift+N
Windows:control+sift+N
FireFox でパーソナライズド検索を無効にする方法
画面上部のファイルメニュー>「新規プライベートウィンドウ」をクリック
以下のウィンドウが起動します。
Safari でパーソナライズド検索を無効にする方法
画面上部のファイルメニュー>「新規プライベートウィンドウ」をクリック
ウィンドウが立ち上がりました。
手動でURLの末尾に「&pws=0」をつける
URLを修正することででものパーソナライズを無効にすることができます。
通常の検索結果
URLの末尾に「&pws=0」を付け、エンター
※ブラウザがクロームの場合
最後に
グーグルのパーソナライズド検索について解説しました。
- グーグルの検索結果はユーザーごとに最適化されている
- 自分の運営WEBサイトの検索順位を過大評価してしまう勘違いをうむ
- パーソナライズド検索は無効にすることできる