M3チップ搭載【MacBook Air】レビュー!M2チップとの違いも解説

2024年3月8日ついにファン待望の新型「MacBook Air」M3チップ搭載版が発売となりました。しかし、これまでのMacBook Airとどう違うのか分からない人も多いことでしょう。今回はそんな最新作MacBook Airの「M3チップ」とこれまでの「M2チップ」の違いなどについてご紹介します。

M2チップ搭載とM3チップ搭載の違い

始めにMacBook Airの「M2チップ搭載型」と「M3チップ搭載型」についてご紹介します。M2チップ搭載型のMacBook Airは2022年の7月に発売開始となりました。チップはM2外部モニターは1台まで接続可能、3Dソフトには対応しておらず、価格帯は148,800円〜となっています。対してM3チップ搭載型のMacBook Airは2024年3月に発売開始され、M3チップによりCPU高効率コアが約30%高速に高性能コアも15%の高速化になり、3Dソフトにも対応し約5倍高速まで対応できるようになりました。外部接続モニターも2台まで接続可能で、その分値段も164,800円〜となっています。

デザインなどの違い

チップによる大きな違いはよく理解いただけたことでしょう。次にMacBook Air「M3」と「M2」のデザインなどの違いをご紹介します。デザイン自体に大きな変更点は無く、接続ポートの変更もありません。唯一変わったところといえばM3モデルのミッドナイトカラーで「酸化被膜シール」が採用されていることでしょうか。これは単にミッドナイトカラーでは目立っていた指紋が付きにくくなった程度ですが、ミッドナイトカラーを使いたかったけど指紋が気になって手を出せなかった人には嬉しい仕様かもしれません。

3Dソフトを使わなければ「M2」一択?

新たなMacBook AirM3モデルですが、実はチップの変更によりCPU高効率コア・CPU高性能コア・NeuralEngineが高速化された点以外は大きな変化はありませんでした。3Dソフトこそ爆速で動かせるものの、他のソフトの処理速度は大差がない為、普段3Dソフトを使用することがない方にとってはあまり恩恵はないようでした。

発売年が約1年しか違わない

Macは発売後約6年間ほどOSアップデートが提供されています。発売が約1年程度しか変わらないことからもM2で十分なのではないかというのが正直なところです。少しでも長く使いたいから新しいモデルをと考える方、3Dソフトを使う方、どうしても外部モニターを2台接続したい方以外はM2モデルで十分なのではないでしょうか。

Wi-Fiに絶対のこだわりがあればM3?

MacBook Air「M3」モデルの変更点であまり目立った印象はないですが実はWi-Fiも変更点があります。それがWi-Fi 6Eに対応しているという点、M2モデルでもWi-Fi6には対応していますが、どうしても最速の最新Wi-Fiを楽しみたいのであればM3も選択するのではないでしょうか。

まとめ

MacBook Air「M3」でどういった変化があるか期待されていましたが、いざ蓋を開けてみるとマイナーチェンジのような印象が正直なところでした。上記でも説明したように3Dソフトを使ったり、少しでも長く使いたいなら、ディスプレイの数などが選ぶ大きな基準になりそうです。単に少し古いMacを使っていて現在、買い替えを考えているのであればM2で十分事足りるといえます。年々確実に性能アップしていっているMacBook Air、今後の新作で大幅な変更があることを期待しましょう。