メタバースのプラットフォーム『Decentraland(ディセントラランド)』とは?

NFTや仮想通貨 オンラインカジノ、メタバースなど、最近では生活により近い形での需要が増え、注目を集めていますね。メタバースプロジェクトの中でも、最も歴史が長いとされているのが「Decentraland(ディセントラランド)」です。2015年にリリースされたこのディセントラランド、現在かなり注目を集めており安全に遊べるサイトとしても人気があります。今回はそんなディセントラランドについてご紹介していきましょう。

メタバースとは

ディセントラランドをご紹介する前に、まずはメタバースについて簡単に復習しておきましょう。

メタバースとは、インターネット上に作られた3次元の仮想空間のことです。そこでは、現実世界を超えた新しい体験やコミュニケーション、ビジネスなどさまざまな活動が生まれています。

ディセントラランドとは

それではディセントラランドについてご紹介していきましょう。

ディセントラランドの歴史

2015年、アルゼンチンの開発者Ari MeilichとEsteban Ordanoによってディセントラランドはメタバースプロジェクトとしてリリースされました。現在ディセントラランドは、カリフォルニアを中心に活動している非営利団体「Decentraland Foundation」が統括しています。当初、このプロジェクトは、ブロックチェーン技術を利用したデジタル不動産の所有権をユーザーに割り当てるというPoC(概念実証)からスタートし、2017年には、最初の「LAND(デジタル不動産)」オークションが開催されました。また同年、ディセントラランドはICO(Initial Coin Offering)により2600万ドルを調達しています。

その後、2020年にディセントラランドは一般公開され、ユーザーはMANAという仮想通貨を使って仮想土地を購入できるようになりました。これにより、ユーザーは仮想空間内で土地を所有し、開発し、他のユーザーと交流することができるプラットフォームとして徐々にユーザー数を増やしていきました。

さらに2021年、NFT(非代替性トークン)の人気が高まったことにより、ディセントラランドの「LAND」価格が急騰。2022年にはニューヨークやロンドンで開催される「ファッションウィーク」を模したイベント「Metaverse Fashion Week」を開催。Dolce & GabannaやHugo Boss、Tommy Hilfigerなどの有名ブランドが参加し注目を集めました。さらに、SamsungやAdidasなどをはじめとする、若者に人気のさまざまな大手ブランドがディセントラランドに参入。これにより、ディセントラランドはユーザー数80万人超えの超人気メタバースへと成長しています。

ディセントラランドの特徴

続いてディセントラランドの特徴についてご紹介していきましょう。

ブロックチェーン技術

ディセントラランドは、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上に構築されており、ユーザーはデジタル資産(LANDやアイテム)を所有し、取引することができます。

LAND(デジタル不動産)

ユーザーは仮想空間内の土地を購入し、開発することができます。各土地はNFTとして表現され、唯一無二のデジタル資産です。

ネイティブ通貨 MANAトークン

ディセントラランドのネイティブ通貨であるMANAを使用して、土地やアイテムを購入したり、サービスにアクセスしたりすることができます。

ユーザー生成コンテンツ

ユーザーは自分の土地に建物やアート、ゲームなどのコンテンツを作成し、他のユーザーと共有したりすることができます。これにより、クリエイティブな表現が可能です。また、MANAを使ってNFTマーケットプレイスで売買することもできます。

分散型ガバナンス

ディセントラランドは、DAO(分散型自律組織)によって運営されており、MANAトークンを保有するユーザーはプロジェクトの方向性や重要な決定に対して投票する権利を持っています。

イベントとコミュニティ

ディセントラランドでは、コンサート、展示会、ファッションショーや音楽フェス、カンファレンスなどのイベントが定期的に開催されており、ユーザー同士の交流が活発です。

インタラクティブな体験

ゲームや教育プログラム、バーチャルショッピングなど、さまざまなエンターテイメントを楽しむことのできる体験が提供されています。

まとめ

ディセントラランドについてご紹介してきましたがいかがでしたか。デジタルライフの新しい可能性を広げている、今注目のディセントラランド、ぜひ機会があれば体験してみてくださいね。