2018年の仮想通貨ブームが過ぎ、2020年の末からまた仮想通貨のブームが来ています。SNSやYouTubeなどの効果もあり今回は若者層もかなり仮想通貨に手を出している状況です。そんな中、話題のカルだのについての紹介をしていきます。
ADAコイン(ADA)/カルダノとは?
当初、エイダコイン(ADA)は、カルダノプラットフォームで提供されるオンラインカジノで使用される通貨としてリリースされました。ですが、今後はカルダノブロックチェーンを社会的基盤とした法定通貨の代用として広く利用されることが期待されています。
海外の暗号通貨取引所に上場したばかりのカルダノ(ADA)の価格は、2017年には2~3円台でした。2021年8月時点では300円台ですから、上場直後に100倍以上に価格が上昇した仮想通貨です。ADA価格が現在高騰している理由は、2021年9月にリリースされる「アロンゾ」というスマートコントラクト機能を搭載したバージョンアップへの期待から購入が集まっていると言われています。
長い目で見れば多くのメジャーアップデートが控えているカルダノ(ADA)は、まだまだ大きく成長する可能性を秘めています。
ADAコイン(ADA)/カルダノの基本情報
カルダノの通貨単位はADA(エイダ)、ペイロード総額は450億ADA、取引ライセンスシステムはウロボロスと呼ばれる独自開発のPoS(Proof of Stake)を使用しています。
このコインの開発者であるチャールズ・ホスキンソンは、イーサリアム(ETH)やビットシェアーズの開発にも携わっており、巷では有名な何でもできる天才的な数学者です。
エイダコイン(ADA)の運営はカルダノ財団(Cardano Foundation)、開発はIOHK、事業はEMURGOで構成されています。
ADAコイン(ADA)/カルダノの特徴
ステーキングができる
2020年7月のShelleyアップデートにより、Adacoin(ADA)を保有することでステーキングができるようになりました。アダコイン(ADA)の通貨の半分以上はステーキングであり、ステーキングの規模は仮想通貨の中でも最大級です。
ステーキングとは?
ステーキングとは、通貨を保有することで、ブロックチェーンネットワークに参加し、報酬を得ることができる仕組みです。
ステーキングは通貨を保有しているだけで報酬を得られるため、手放したり売ったりするよりも保有していた方が得策と思われます。ADAが人気を博している理由のひとつは、このステーキングにあるとも言われています。保有をして報酬が生まれ、人気が出て価値が上がれば一石二鳥ですよね。
スマートコントラクト “Plutus”
カルダノ(ADA)の今後のアップデートでは、Plutusと呼ばれるスマートコントラクトが実装されます。スマートコントラクトが実装されれば、DeFiやNFTなどの金融など幅広い分野での活躍が期待されています。
スマートコントラクトとは?
スマートコントラクトとは、イーサリアムにも搭載されている仕組みで、ブロックチェーンに契約内容を書き込むことができる仕組みのことです。
専用ウォレット “Daedalus / Yoroi”
カルダノ(ADA)には、「Daedalus」と「Yoroi」という2つの専用ウォレットがあります。Daedalusウォレットは、デスクトップ型のフルノードに紐付けられたHD(Herarchical deterministic)ウォレットです。すべてのブロックチェーンの履歴が保存されるため、初期設定にはかなりの時間がかかるが、ADAを安全に保存することができる。
Yoroiウォレットは、Emurgoがホストするフルノードに接続するLight Hierarchical Determinacy(HD)ウォレットである。初期設定が簡単で、動作が早いのが特徴です。
PoS “OUROBOROS” ウルボロス
PoSとは?
PoS(Proof of Stake)とは、保有量や保有期間の長さに応じて新しいブロックを生成する権限を与えるコンセンサスです。ビットコインのマイニングのようなもので、現在では代わりをしているものです。
Adacoin(ADA)のコンセンサスアルゴリズムには、独自のPoS「OUROBOROS」が採用されています。PoSは、ビットコインのマイニングで使われるPoWのように大量の電力を必要とせず、通貨の保有量や保有期間の長さに応じてブロックを生成できるため、マイニングコストが低く、手数料を低く抑えることが出来るメリットがあります。
また、Ouroborosでは、完全にランダムに選ばれた記録者によってブロックが承認される仕組みにより、セキュリティの向上が期待されています。
PoS(Proof of Stake)とは、保有量や保有期間に応じて、新しいブロックを生成する権限を与えるコンセンサスのこと。ビットコインのマイニングに代わるもの。
ADAコイン(ADA)/カルダノの価格推移
カルダノのプレセールでは、2015年から第1期~第4期にかけて1ADAが約0.2~0.3円で売買されていました。ビットレックスの上場直後、日本円で約3円から約10円(プレセールの約40倍)まで上昇した後、2円台後半まで急落しましたが、その後2017年から2018年初頭にかけて。仮想通貨バブルは100円を超えました。
2018年以降は、10円以下~10円台まで急落しましたが、2021年には価格が急騰。2021年8月に300円を超えるまで高騰しています。
ADAコイン(ADA)/カルダノの時価総額ランキング
ADAの時価総額ランキングは10位前後でしたが、2021年8月から価格が急騰し、イーサリアムに次ぐ第3位となりました。
ADAコイン(ADA)/カルダノを買うならバイナンス
海外の取引所ではBinanceでAdacoin(ADA)を取り扱っています。Binanceは取引量が世界でもトップクラスの取引所です。2021年8月現在、国内取引所のビットポイントは販売所でしかADAを取り扱っていないため、手数料を抑えて取引所形式でADAを購入したい場合は、Binanceでの購入をおすすめします。
ADAコイン(ADA)/カルダノの今後についてのまとめ
ここでは、ADAコイン(ADA)/カルダノの特徴や価格について解説しました。当初は詐欺コインとまで言われていたカルダノ(ADA)ですが、バイナンスに上場してからは、その取引量の多さから世界的に人気のアルトコインとなっています。
イーサリアムの開発に携わったチャールズ・ホスキンソン氏が中心的な役割を果たしているため、期待度は非常に高い。
現在、開発は順調に進んでおり、エチオピア政府や東京工業大学、ニューバランスなど、さまざまな企業・機関との提携で信頼を獲得しています。
2021年8月には日本での上場に成功し、9月にはスマートコントラクトの実装も予定されており、今後のさらなる飛躍が期待される通貨です。