現在、10年に渡る長期的なロードマップの第5段階へと進んだ仮想通貨トロン(TRX)。プラットフォームの高い需要や将来性も有望ということで人気も上々、しかも現在は時価総額ランキング10位台付近にいる注目の通貨です。今年は追い風がしっかり吹いているようで、仮想通貨全体が停滞気味の現在も、トロンは単独で上昇傾向にあります。そんなトロンが使える仮想通貨カジノも徐々に増えてきているようですね。そこで今回は、この追い風が吹いているトロンという仮想通貨について、また特徴なんかを解説していこうと思います。
トロン(TRX)とはどんな仮想通貨?
まずは、トロンという仮想通貨について解説する前に、トロンの基本情報を見てみましょう。
トロンの基本情報
- 仮想通貨名称:トロン
- 仮想通貨シンボル:TRX
- リリース時期:2017年8月
- コンセンサスアリゴリズム:プルーフ オブ ステーク(PoS)
- 現在の価格:21.70円(2024年9月25日現在)
- 時価総額:1,880,701,125,076円
- 時価総額ランキング:11位
トロンの発行枚数は?
トロンの総発行枚数は1000億トークン強だそうで、現在までに約716億が流通しています。 2017年のトークンセール開催時点で個人投資家に1575億TRXが割り当てられ、最初の新規仮想通貨公開参加者には約400億が分配されています。また、トロン財団には340億が与えられており、ジャスティン・サン氏が所有する会社には、100億分配されています。
トロンとは?
トロンは、2017年にジャスティン・サン氏によって設立されたブロックチェーンベースの分散型プラットフォーム「TRONプラットフォーム」の基軸通貨で、主にデジタルコンテンツの配信、保存、所有を目的としています。
トロンはローンチ後、ICOを通じて資金を調達し、なんと約7,000万ドルを集めました。リリース翌年には、ファイル共有サービスのBitTorrentを買収し、分散型コンテンツ配信の強化を図った上で、イーサリアムのブロックチェーンから独立し、自身のメインネットに移行したという経緯があります。
トロンの特徴
続いてトロンの特徴について解説していきましょう。
高度な取引処理能力
トロンネットワークは、1秒間に約2,000の取引を処理できる能力を持っています。これはビットコインやイーサリアムよりもはるかに高速です。高度な処理能力と言えます。
エンターテイメントに特化したプラットフォーム
トロンは、エンターテインメントやメディア産業に特化したプラットフォームです。クリエイターやアーティストが中央集権型のネットワークに依存せずに、動画や音楽、ゲームなどのデジタルコンテンツを直接公開できます。
コンテンツクリエイターへの支援
トロンは、クリエイターが仲介者を介さずに直接オーディエンスと繋がることができる環境を提供しています。これにより、クリエイターはより多くの収益を得ることができます。トロンプラットフォーム内において、仮想通貨トロンは決済や投げ銭の手段として用いられています。
独自のコンセンサスアルゴリズムを採用
「デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)」を採用しており、トークン保有者が代表者(スーパーレプレゼンタティブ)を選出し、これらの代表者がブロックを生成します。これにより、ネットワークの分散性と効率性が向上します。
スマートコントラクトとDApps
トロンはスマートコントラクトをサポートしており、ユーザーは独自のトークンを発行したり、分散型アプリケーション(DApps)を開発したりすることができます。
トロンの将来性
冒頭でも述べていますが、トロンはロードマップに基づき現在第5段階まで開発が進んでいます。現在のフェーズでは、ブロックチェーン技術を利用してオンラインゲームや関連サービスを分散型で提供することに重点を置き、ゲーム産業に新たな革新をもたらすことが目標とされています。そして予定通り進めば、2025年の4月には最終段階へと開発が進むことになります。これによりさらなるニーズへの対応が可能となり、将来にかなり期待がかかるでしょう。
まとめ
トロンは、仮想通貨でありながら独自のビジョンとブロックチェーン技術の応用により、従来の仮想通貨とは異なる存在として現在人気を集めています。この記事を通してトロンに興味を持った方は、ぜひ仮想通貨取引所を覗いて見てはいかがでしょうか。