現在、世界的に「メタバース」が盛り上がりを見せており、増々VRヘッドセットの注目度が上がっています。そんなVRヘッドセットですが、現行モデルは約10万円もするものが多く、試しに購入するにはかなり高価格・・・。
そんな中で、なんと4万円台のVRヘッドセット「Pico Neo3 Link」が6月24日より日本で発売開始となりました!しかも、比較手軽な価格帯なのにMeta社のVRヘッドセット「Meta Quest 2」に近い高スペックで、話題呼んでいます。今回は、その好評を博している「Pico Neo3 Link」について解説します!
VRヘッドセット(VR ゴーグル)とは
VRヘッドセット(VRゴーグル)は、バーチャルリアリティを体験することができるレンズ付きのヘッドセットのことです。VRは「仮想現実」とも訳され、主にデジタル技術を応用しています。「仮想的でありながら、本質的あるいは効果として同様の現実感」という意味が含まれていて、パソコンかゲーム機などと連動するものや、スマホを利用するものなどの種類があり、活用例は実にさまざまです。
Pico Neo 3 Linkの基本情報
「Pico Neo3 Link」は、イギリスのVRデバイスメーカーPico Technology(ピコ・テクノロジー)の新型VRヘッドセットです。Pico社の新型VRヘッドセットでは、単独で動作するスタンドアローンでも、PCVRでも楽しめます。
そんなVRデビューにおすすめの「Pico Neo3 Link」の基本情報を見てみましょう!
本体サイズ | 135mm(幅)x190mm(奥行)x112mm(高さ) |
重量 | 385g(ストラップなし) |
ディスプレイ | 5.5インチLCDディスプレイ |
レンズ | フレネルレンズ |
解像度(左右合計) | 3664 × 1920(773ppi) |
リフレッシュレート | 72/90/120Hz |
視野角 | 98度 |
IPD(瞳孔間距離) | 3段階58mm/63.5mm/69mm |
オーディオ | ステレオスピーカー、無指向性デュアルマイク |
トラッキング方法 | インサイドアウト(4カメラ、6DoF) |
コントローラー | 6DoFコントローラー×2(光学センサー32個搭載) |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon XR2 |
メモリ | 6GB LPDDR4X |
内蔵ストレージ | 256GB UFS 3.0 |
外部接続 | Bluetooth 5.1、2.4GHz/5GHz Wi-Fi(2×2 MIMO 802.11ax)、Wi-Fi PCストリーミング、有線PC接続 |
接続ポート | USB 3.0、DisplayPort、3.5mmヘッドフォン出力 |
保証期間 | 1年間 |
Pico Neo 3 Linkの主な特徴
ここからは、「Pico Neo3 Link」の魅力ポイントを詳しく見ていきましょう!
スタンドアローンでも、PCVR(パソコン接続)でもすぐにVRが楽しめる!
本製品は、デバイス単体で使用できるスタンドアローン型でありながら、パソコンと接続しPCVRのコンテンツを遊ぶこともできるVRデバイスになっています。DP(DisplayPort)ケーブル・Mini-DPアダプターも付属しているため、導入コストも低く抑えることが可能です。パソコンで使う場合は、起動に必要な条件が揃っているか確認しましょう!
PC必要最小構成
OS | Microsoft Windows 10以降 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060またはAMD Radeon RX 480の同等品以上 |
プロセッサー | Intel Core i5-4590またはAMD Ryzen 1500の同等品以上 |
メモリ | 8GB RAM以上 |
映像出力 | DisplayPort 1.4以上×1(デスクトップパソコン) Mini DisplayPort 1.4以上×1(ノートパソコン) |
USBポート | USB 2.0以上×1 |
正確かつリアルなコントロールと最高画質のプレイ環境
ディスプレイは、4Kレベルの3664×1920ピクセル、画素密度773ppiの液晶ディスプレイを搭載されており、最大120Hzのリフレッシュレートによるなめらかで綺麗な映像で楽しむことができます。DPケーブルも使えるため、パソコン接続の際にも最高画質のプレイができます。そのうえ、頭の回転や傾きに加えて、前後左右の動きもトラッキングできる正確かつ本格的な6DoFセンサーで、没入感の高いVR体験ができます。
長時間使用でも快適な装着感
VRヘッドセットは頭部に装着するウェアラブルデバイスゆえに、装着のしやすさや快適性が重要なポイントです。「Pico Neo3 Link」では、後頭部を支えるヘッドパッドの面積が広いかつ柔らかく、かつダイヤルでヘッドバンドの締め付け具合を調節できるためフィットしやすいです。また、エルゴノミクスデザインによる最適な前後バランス配分は、長時間遊んでいても快適な装着感を実現させています。
メガネスペーサーも同梱
ヘッドセットの横側にへこみがあるため、メガネをかけている人でも快適に使えます。
【初心者向け】おすすめVRゲーム3選
多数のVRゲームがリリースされている中、VR初心者向けのおすすめVRゲームを3つ紹介します!
Beat Saber
「Beat Saber(ビートセイバー)」は、VR対応の音楽ゲーム、前方から向かってくるボックスを斬っていくゲームシステムです。コントローラーを剣のように使い、リズムに合わせてボックスを斬っていく姿はSNSでも注目されるほどのかっこよさです。
シンプルなゲームシステムですが、楽曲によってはハードな動きもあるため「エクササイズプログラム」としても利用できます。
SUPER HOT VR
「SUPER HOT VR」の世界では時が止まっていますが、自分が動いた時だけ時間が進みます。映画「マトリックス」のバレットタイムのような体験ができますね!
ゲームシステムは、銃、拳、灰皿や空き瓶など近くにあるものを使って、襲い掛かってくる赤いポリゴンの敵を倒していきます。敵の位置や近くにあるものを確認して、倒し方を考えるのが楽しく夢中になれるゲームです。
Counter Fight ICHIRAN
世界展開もしている大人気の天然とんこつラーメン専門店「一蘭」の従業員となって、次々とやってくるお客の注文通りにラーメンを作るというVRワークシミュレーションゲームです。実際の接客マニュアルのようなオペレーションが要求されるため、通常のゲームでは決して得られない体験できます。
最後に
コロナ禍でバーチャル空間が一気に広まり、様々な場所でVR機器を目にする機会が増えてきました。今まで興味はあったけど、VRゴーグルが高くて試せなかったという方には、4万円台で本格的にVRが楽しめる「Pico Neo3 Link」はおすすめです!あなたもVRデビューをしてみませんか?