Amazon輸入、Amazon輸出の新規カタログ登録で売上を伸ばすためには、キーワードの選定が重要です。
キーワード選定はAmzonSEO対策にも関連し上位表示に影響を与える部分です。
需要のあるキーワードを調べ商品カタログに登録しアクセスを増やします。
キーワードそのものにアクセスが少ない場合、どれだけ対策しても売上アップにつながりません
OEMオリジナル商品なら検索需要のあるキーワードに合わせて商品を選定するのも手段のひとつです。
目次
キーワード対策は新規カタログ登録の時に必要
キーワード対策は特に新規カタログ登録のときに重要です。
適切なキーワードを設定することでAmazon検索結果の上位表示を獲得し多くのアクセスを集めることができます。
ただし「型番相乗り」登録出品の場合はキーワードは全く無意味というわけではありませんが、
その出品者が入力したキーワードが商品ページが反映されるからはわかりません。
転換率、アクセスアップにつながるキーワードなら商品ページに採用される場合もあります。
Amazon商品カタログでキーワードを使う4の項目
Amazonカタログでキーワードが関係してくる項目は、4つあります。
- 商品タイトル
- 商品説明箇条書き
- 商品の説明文
- 新規出品タブの中の「キーワード」
この中でも特に重要度が高いのはタイトルです。
最も重要なのは商品タイトル
商品タイトルはAmazonSEO対策を考える上で、非常に重要度が高い項目です。
商品タイトルが使われる箇所は商品ページだけではありません。
もちろん、Amazon内でのキーワード検索の対象項目です。
それ以外にも以下で商品タイトルは使われます。
- Amazonランキング
- おすすめ商品紹介メール
- グーグル、ヤフーなど検索エンジンからの流入
商品名には、ブランド名、仕様、型番を含む、商品の正式な名称を記載します。
購入者が商品タイトルを見た時、「その商品が何であるか?」「特性」「特徴」などすぐさまに認識できるよう、
わかりやすい商品名を付けることが大切です。
商品タイトルの付け方にはカテゴリごとにルールがあり、禁止事項もあるので注意してください。
また、商品の関連の無いキーワードの詰め込みは意味がありません。
しかし、商品タイトルのみ商品に関連するすべてキーワードの詰め込むことはできません。
他の項目を使って必要なキーワードは入力します。
キーワードの登録方法は2通り
Amazonで商品にキーワードの登録する方法は以下の2通りです。
- セラーセントラルからの設定
- 「カテゴリ別在庫ファイル」により一括登録
1商品のみを設定するときは、セラーセントラルからの設定します。
複数の商品のキーワードを一括で設定したい場合は一括ファイルを使うと効率的です。
それぞれ説明します。
セラーセントラルからの設定
Amazonセラーセントラルから設定する方法説明します。
セラーセントラル>在庫>在庫管理>詳細の編集
商品名
商品説明の箇条書き1〜5
「説明」タブ
商品説明文
「説明」タブに商品説明文項目を入力します。
検索キーワード
「キーワード」タブ
文字の制限:最小1バイトから最大1000バイトまでの文字列。
一括アップロードによる登録
「カテゴリ別在庫ファイル」をダウンロード手順
①在庫②アップロードによる一括商品登録>③詳細はこちら
⑤在庫ファイルテンプレート
ファイルの作成
必須項目の「出品者SKU」とアップデート・削除:PartialUpdateを入力します。
商品名
商品説明の箇条書き1〜5
商品説明文
検索キーワード
最小1バイトから最大1000バイトまでの文字列。
タブ区切りテキストとして保存
アップロード
キーワードの文字制限を増やす方法
Amazonの商品ページに入力できるキーワードには1000バイトの上限があります。
文字はそれぞれ、
- 全角文字は2バイト
- 半角の文字は1バイト
です。
すべてのキーワードを全角で入力したとすると、500文字入力できます。
1000バイトは、1ASINあたりのキーワード上限です。
「子ASIN」でバリエーションを組めば、商品カタログへの実質のキーワード入力数は増やすことができます。
多くのキーワードを入力できるからといって、関連のないキーワードを詰め込みは意味がありません。
関連の無いキーワードでは商品の購入には結びつきません。
極端な例を上げると、取り扱っている商品が「ハンドバッグ」にもかかわらず「財布」をキーワードを入れても購入にはつながりません。
適切なキーワードをいれる
需要のあるキーワードを見つける。
まずは、「商品に関連のする検索需要のあるキーワード」を探します。
分母の少ない「検索されていないワード」に対策してもアクセスを増やす効果は期待できません。
例えば、ビジネスバッグを扱っているとします。
そのとき、対策すべき主要なキーワードは「男性 ビジネスバッグ」なのか「メンズ ビジネスバッグ」あるいは、「通勤鞄」なのか「カン」ではなくデータにもとづいて調べていきます。
需要があるキーワードを探す
キーワードの探し方について解説します。
検索の需要が大きいキーワードを見つける方法の一つはAmazonサジェスト機能から見つけます。
Amazonサジェスト機能とは?
Amazonでは検索バーにキーワードを入力すると、関連するキーワードが自動で表示されます。
これを「Amazonサジェスト」と呼びます。
ユーザーが調べたいであろうと推測されるキーワードの候補を表示し、購入者が目的の商品に辿り着きやすくするための検索補助機能です。
Amazonサジェスト機能の例①「ハンドバッグ」でのサジェスト
キーワードを候補は上下の矢印キーで選択し、Enterキーで確定することができます
Amazonサジェスト機能の例②「ハンドバッグ レディース」でのサジェスト
表示されるワードの候補は、検索ワードを含んだ複合キーワードです。
Amazonで商品などを探しているユーザーが頻繁に検索している言葉が候補になっています。
AmazonサジェストはAmazonユーザーがよく検索しているキーワードや購入に結びついてたキーワードを元に表示されます。
つまり、Amazonサジェストで表示されるキーワード=購入者から需要の大きいキーワード
と言えます。
グーグルサジェスト
GoogleやYahoo!にも同様の機能が備わっています。
キーワードの効率的な探し方
キーワード候補を見つけるにはAmazonのサジェスト機能を使います。
しかし、サジェストで表示されたキーワードを1つ1つコピー&ペーストで集めるのは大変です。
そこでキーワード一括抽出には以下のツールを使います。
- Amazonサジェストキーワード一括DLツール
- keywordtool
- KTD
- SEOchat
- Sonar(日本アマゾン非対応)
どのサイトを使ってもキーワード取得の流れは大体同じです。
ここでは上の二つについて紹介します。
Amazonサジェストキーワード一括取得の手順
- キーワード入力する
- サジェストキーワードが表示される
- 一括ダウンロードorコピー
Amazonサジェストキーワード一括DLツールの使い方
「Amazonサジェストキーワード一括DLツール」の使い方の流れを説明します。
- Amazonサジェストキーワード一括DLツールにアクセス
- キーワードを入力し「検索」をクリック
例)ハンドバッグ レディース
- CSV取得
- ダウンロードしたファイルを開く
- フィルタリング
自分の商品に関連するキーワードをピックアップします。
例えば、白いバッグを扱っているのに、「黒」を入れてはダメです。
ブランド「coach」ではないのに、キーワードをいれるのみダメです。 - 商品ページに反映します。
キーワードをAmazon商品ページを反映します。
keywordtoolの使い方
keywordtoolの使いAmazonサジェストキーワードを取得する流れを説明します。
keywordtoolは海外のAmazonにも対応しています。
そのため、Amazon輸出でも活用できるツールです。
keywordtoolにアクセスそまし。
- キーワードを入力
エリア、言語を選択し検索ボタンをクリックします。
例)ハンドバッグ レディース - 「Copy all」をクリック
検索結果のキーワード一覧がクリップボードに保管されます。
「Export all」をクリックするとデータをダウンロードすることも可能です。
「keywordtool.io」のより詳しい使い方は以下の記事を参考にしてください。
SEOchat
http://tools.seochat.com/tools/suggest-tool/
KTD
https://www.keywordtooldominator.com/k/amazon-keyword-tool/
Sonar(日本アマゾン非対応)
AMZ Scout Web App (WEBアプリ版)
Keywords Explorer(キーワード エクスプローラー)機能
Googleキーワードプランナーの使い方
前述した方法でサジェストキーワードを抽出することができました。
サジェスト中でどのキーワードに需要があるかはさらに詳細な分析が必要です。
Googleキーワードプランナーを使います。
Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを確認
Googleキーワードプランナーの使い方を解説します。
- Googleキーワードプランナーを開く
https://adwords.google.co.jp/keywordplanner
- コピーして貼り付け
「検索ボリューム」を取得をクリック
- 検索数を表示
キーワードごとの月間平均検索ボリュームを確認できます。
どのキーワードが多く検索されているキーワードなのか、確認することができます。
グーグルで広告出稿していない場合、「100~1,000」という表示になります。
さらに詳細な数字を出すためには、PPC広告を出稿する必要があります。
キーワードプランナーの抽出結果のダウンロード
キーワードプランナー抽出結果はダウンロードすることができます。
ダウンロードの手順
- 「ダウンロード」をクリック
- 「ダウンロード」をクリック
- 「ファイルを保存」をクリック
- ダウンロードしたファイルを開く
このように保存できますので、商品ごとにデータを保存しておきましょう。
キーワードツールプランナーの検索ボリュームは以前は無料利用でも詳細な数字が出ていました。
しかし、現在は「100〜1000」というアバウトな数字になっています。
詳細な数字にするためには広告出稿が必要です。200円程度の出稿でも詳細な数字は復活します。
(最低いくら広告出稿したら、詳細な検索数が表示されるのかグーグルは詳細な基準は明かしていません。)
検索ボリュームについて、アドワーズの出稿方法は以下の記事を確認してください。
海外AmazonならAmzscoutのKeywords Explorer(キーワード エクスプローラー)機能
なお、Amazon輸出での分析であれば、Amzscout(Amzスカウト)の
Keywords Explorer(キーワード エクスプローラー)機能が便利です。
詳しくは「Amazonの分析ツール Amzscout(Amzスカウト)」を参考にしてください。
ツールで抽出するのは候補
ただし、上記で収集するのは、あくまでもキーワード「候補」としてのリストアップです。
その中から実際に適用するキーワードを選定します。
ツールで収集しても、販売したい商品とは関連の無いキーワードが含まれる場合もあるからです。
どんなキーワードが購入者に結びつくは、システムマチックに行うだけでは不十分です。
「この商品を買うお客さんはどんなキーワードで検索するのか?」想像し、
連想してアナログ的にキーワードを探していく必要もあります。
オリジナル商品の場合は「一般キーワード」で上位表示狙ったAmzonSEO対策が売上アップでは重要な鍵となります。
上記の方法で見つけたキーワードをAmazonの商品ページのそれぞれに項目に適用し最適化をほどこしていきます。
Amazon販売の初心者で「型番商品の相乗り」中心のうちは、キーワードの重要性がわかりずらいと思いますが、
新規カタログ登録出品を行うようになった時は必要となる部分です。
Amazon輸入、Amazon輸出の新規カタログ登録で売上を伸ばすためには、キーワードの選定が重要です。
最後に
Amazonのキーワード取得について解説しました。