Amazon輸入に関連するツールは沢山の種類があります。
この記事では、Amazon輸入の無料のツールを比較紹介します。
ツールを導入することで、以下の効果を期待できます。
- リサーチの効率化
- サイトの間の移動の手間や時間を削減
- アマゾンの商品ページの情報を見やすくする
ツールは利用目的によって、種類が分かれています。
種類ごとに紹介しています。
目次
Amazon輸入の無料ツールの種類
- ランキング推移、価格推移関連ツール
- 在庫関連のツール
- 顧客フォロー関連のツール
- 価格比較のツール
- 利益計算のツール
- 出品関連のツール
- 補助ツール
- ファイル送受信のツール
ランキング推移、価格推移関連ツール
ランキング変動ツールはランキングの変動を確認することで商品の需要を確認する目的で使います。
ランキングが上昇タイミング=売れたタイミングと判断し数を数えます。
ただし、ランクが高い商品の販売個数予測には使えません。
グラフが細かくなりすぎてランクの変動から個数を読み取ることは困難となるためです。
ランキング推移ツールは月間販売個数を20個程度未満の商品の判断にするのに使います。
Amazonの商品ページにグラフを表示「Keepa(ブラウザ版)」
Keepa(クローム拡張版)はAmazonの商品ページにセールスランクや価格の変動をグラフを表示できる無料ツールです。
ランキングの変動は緑にグラフで確認できます。
表示項目
Keepaには複数の項目があり表示、非表示を選択できます。
- 新品:マーケットプレイス価格(FBA、自己発送)の最安値価格変動履歴
- 中古:中古価格の最安値変動履歴
- 売れ筋ランキング:アマゾンセールスランキングの変動履歴
- 参考価格:定価もしくは参考価格
- New 3rd Party:自己発送最安値(送料込み)
- タイムセール:アマゾンタイムセール時の価格
- Amazonによる配達:FBA最安値
- Buy Box:カート取得価格(送料込み)
- 中古品 ほぼ新品:
- 中古品 非常に良い:非常に良いの最安値(送料込み)
- 中古品 良い:良いの最安値(送料込み)
- 期間(標準で表示されている機能)
- 1日
- 1週間
- 1ヶ月
- 3ヶ月
- 1年
- 全期間
Keepa(WEB版)
KeepaのWEB版の無料ツールです。
- 価格履歴グラフ
- 値下げ&在庫復活時のアラート
- 最近の値下げ情報の概要
各国アマゾン対応のツールです。
商品検索方法
セールスランク変動で需要予測「モノレート」
http://mnrate.com/(日本版)
http://us.mnrate.com/(US版)
アマゾンのセールスランクの変動を確認できる無料ツールです。販売個数の予測に使います。
対応国:日本、アメリカ
モノレートの表示グラフ項目
- 最安値の推移
- 出品数の推移
- ランキングの推移
モノレートの使い方
モノレートに販売数を表示「モノゾン」
拡張機能のモノゾンを追加するとモノレートがさらに見やすくすることができる無料ツールです。
モノゾンとはモノレートの画面に過去の販売個数を数値化して表示ができる拡張機能です。
モノゾン追加後のモノレート画面
ただし、モノゾンの数値の見方にも注意が必要です。
モノゾンはモノレートのグラフの変動から販売予測個数を割り出すツールです。
そのため、セールスランク高くグラフトップに張り付いているような商品の場合、数字があてにできません。
セールスランク変動ツール「camelcamelcmel」
米アマゾンのセラーでは定番のセールスランクの変動を確認できる無料ツールです。
主な機能
- 価格推移の表示
- 「Amazon」はアマゾンの価格
「3rd Party New」はマーケットプレイスの新品
「3rd Party Used」はマーケットプレイスの中古価格
- 「Amazon」はアマゾンの価格
- セールスランクのグラフ表示
- 商品詳細の表示
camelcamelcmel
camelcamelcmelは各国のアマゾンに対応しているツールです。
アメリカ、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、イギリス
Amazon輸入だけなく、Amazon輸出でも役立つツールです。
ショッピングリサーチャー
ショッピングリサーチャーは以下の4種類があります。
- ショッピングリサーチャーWEB
- グーグルクローム拡張 無料版
- グーグルクローム拡張 LITE版
- グーグルクローム拡張 PRO版
ショッピングリサーチャーWEB
https://store-can.appspot.com/tracky/
ショッピングリサーチャーWEBは価格、ランキングなどのグラフ推移を確認することができるツールです。
ショッピングリサーチャー拡張版
Amazonの商品ページに各サイトへのリンクが表示されます。コピー&ペーストの手間削減につながります。
- WEB:ショッピングリサーチャーWEBへのリンク
- モノ:モノレートへのリンク
- Yショ:ヤフーショッピングへのリンク
- Yオク:ヤフオクへのリンク
- ファン:オークファンへのリンク
- 楽天:楽天へのリンク
- 手数料:FBAシミュレーターへのリンク
- 新品:新品出品者一覧へのリンク
- 中古:中古出品者一覧へのリンク
- FBA:FBA出品者一覧へのリンク
- プラ:プライスチェックへのリンク(※プライスチェックはサービス終了)
- 海外:TAKEWARIへのリンク
- 出品:出品ページへのリンク
ショッピングリサーチャーWEBへのリンク
「WEB」をクリックするとショッピングリサーチャーWEB版へページアクセスできます。
モノレートのページにアクセス
「モノ」をクリックするとモノレートのページに1クリックで飛ぶことできます。
1クリックで商品のASINをコピーできます。
過去の売れ筋商品データ(月間)
ツールではありませんが、需要確認に活用したいレポートデータとして紹介します。
商品カテゴリー別の月間売上数TOP1000商品レポートです。
各商品カテゴリーと対象期間を選択して、レポートをご確認いただけます。
ダウンロードするには、Amazon出品大学(要Amazonサインイン)から「レポートとデータを活用」のセクションを選びます。
そこに以下の週間、月間のランキングデータがあります。
ランキングデータダウンロード方法
ランキングデータのダウンロードは以下の手順で行います。
- 対象年月:年、月を選択
- 商品カテゴリー:商品カテゴリーを選択
- レポートのURLを表示をクリック
- リンク先を別名で保存をクリック
- ダウンロードデータを開く
ダウンロードデータには以下の情報が含まれます。
・RANK(セールスランク)
・ASIN(ASINコード)
・JAN(JANコード)
・ITEM_NAME(商品名)
・OTHER_INFO (ブランド名)
過去の売れ筋商品データのダウンロードは無料です。
「実際にAmazonで売れている商品のデータそのもの」なので大きな価値があります。
- OEMオリジナル商品の商品リサーチに使う
- ここから集めたASINをリサーチツールに読み込んだり、
- 卸し交渉先のベースのリストにする
など、いろんな用途に活用ができます。
在庫関連のツール
Amazon商品ページに在庫数を表示「XStock3」
XStock3
XStock3を導入すると、以下の画像のように商品ページのセラー一覧ページの価格の下に在庫数が表示されるようになります。
どのセラーが何個持っているか一目で販売ができます。
Amazon商品ページに在庫数を表示
在庫履歴を表示
「在庫履歴」をクリックすると、価格変動、在庫の変動を確認できるグラフを表示することできます。
注意点としては、確認できる在庫数の上限が30個のため、高ランク商品はあてにすることができません。
比較的ランクの低い商品の在庫数変動を参照するにはよいツールです。
XStock3の見方の注意点ですが、「30+」のプラスは30個を越える在庫がある時の表示です。
例えば、実際の在庫が100個のときも「30+」と表示されます。
FBA/出品者出荷 切り替えツール
アマゾンでFBA在庫切れ時でも、FBA出荷から出品者出荷に自動で切り替えてくれるツールです。
出品出荷に切り替えることがで売上機会を逃しません。
さらにFBAに再入荷されてると出品者出荷→FBAへ自動で切り替わります。
FBA在庫調整お知らせサービスのご案内
Amazonの倉庫で「在庫調整」が行われた際に、指定メール宛に通知を送信する機能です。
驚くべきことにアマゾンは出品者から預かった商品を紛失していても放置することがあります。
出品から能動的に調査を依頼することで初めて、詳しく調べ始めることがあります。
在庫調整が発生し(-1)その後、アマゾンから再発見の報告がない場合、サポートに調査を依頼しましょう。
画像出展:プライスター
顧客フォロー関連のツール
顧客フォロー関連の無料ツール紹介します。
レビュー依頼の効率化が行えます。
レビュー依頼を自動化「アマトピア(顧客フォロー機能)」
アマトピア(顧客フォロー機能)はレビュー依頼を自動化できるツールです。
通常はセラーセントラルを通して手動でメール送る必要があるのですが顧客フォロー機能を使うことでその作業を自動化することができます。
その他の機能は有料です。
https://amatopia.jp/customer-follow/
価格比較のツール
世界価格比較ツール – Amadiff.com
このプラグインを導入するとAmazonの商品ページに表が表示されます。
ASINをベース各国Amazonの価格を表示してくれるツールです。
各国のランク、価格が表示されます。
価格をクリックすると各国の商品ページに飛ぶことができます。
世界のアマゾン横断検索「Takewari」
世界9カ国・日本を含め海外のAmazon通販サイトで商品を横断検索、通貨換算し価格比較できます。
価格、ランキング、出品者数の履歴推移グラフを表示
利益計算のツール
FBA料金シミュレーター
FBAセラーでFBA料金シミュレーターを使っていない人はいないと思いますが、念のためこのツールも上げておきます。
仕入れ前に利益のシミレーションを行いましょう。
AmazonFBA料金シミュレーターをもっと便利に! 「Amazon FBA Calculator Widget」
「Amazon FBA Calculator Widget」はAmazonFBA料金シミュレーター少しだけ便利にできるツールです。
使い方
1.Amazon商品ページを開いた状態で、グーグルクロームのメニューバーでAmazon FBA Calculator Widgetのアイコン(ニコニコマーク)をクリックします。
2.FBA料金シミュレーターでASINと商品代金を設定後の画面に切り替わります。
「Amazon FBA Calculator Widget」とはAmazonの商品ページからアイコンをクリックすると、即座に
「ASIN、価格を設定した状態のFBA料金シミュレーターページ」に遷移できるクローム用のプラグインツールです。
対応国
- 日本Amazon
- アメリカAmazon
- 欧州Amazon
Amazon FBA Calculator Widgetの詳しい使い方を以下の記事を参考にしてください。
出品関連のツール
Amazon公式ツール商品検索シート
- JANやASINをキーに既存カタログを検索
- バリエーションの親子関係を検索
売上管理ツール
- Amazonの売上、手数料をひと目で把握
- 過去3ヵ月分のデータをグラフで表示
- 2ヵ月分の売れ筋商品ランキングを表示
- 使い方の説明資料はこちらから (PDF)
補助ツール
Amz superman seller tool
Amazonの商品カタログ上部にカテゴリ、ランキングを表示させることができるツールです。
スクロールする手間を省け、時間短縮ができます。
「Amz superman seller tool」の追加方法
Amz superman seller toolにアクセスし、「クロームに追加」をクリック
セールスランク、カテゴリを上部に表示
ショートカットキーも使えるようになります。
- ショートカットキー 「control + B」→上部メニューの表示、非表示
- ショートカットキー 「control + L」→keep を開く
- ショートカットキー 「control + M」→camelcamelcamelを開く
AMZ Seller Browser
AMZ Seller BrowserをインストールするとAmazonの検索結果ページに以下に情報が追加されます。
- ランキング:売上ランキング
- BSR History:マウスを合わせるとセールスランクの変動グラフを表示
- Price History:マウスを合わせると価格変動グラフを表示
- Brand:マウスを合わせると同一ブランド商品を表示
- ASIN: 商品をASINコードを表示
「BSR History」
「BSR History」にマウスのカーソルをあわせるとセールスランクの変動グラフを表示されます。1
amazonリサーチのとき簡易的な需要チェックに役立ちます。
AMZ Seller Browserの追加
AMZ Seller Browserを追加するには、AMZ Seller Browserにアクセスし、「クロームに追加」をクリックします。
ファイル送受信のツール
AMTU (Amazon Merchant Transport Utility)
Amazonとのファイルの送受信を効率的に行えるツールです。
例えば、商品の一括アップロードをセラーセントラルを開かず行うことができます。
機能としては、地味なツールですが、ちょっとした手間削減ができるツールです。
- 対応: Windows / Mac / Linux
- セラーセントラルにログインせずにファイルのアップロード、ダウンロード
- アップロード、ダウンロードしたファイルのコピーが保存
- 他国のマーケットプレイスとも通信
- 使い方の説明資料はこちらから
最後に
Amazon輸入に役立つ無料ツールを紹介しました。
日々のリサーチに役立てましょう。
以下の記事ではAmazonの輸入の有料ツールを紹介しています。
ぜひこちらの記事もチェックしてください。
なお、「Amazon輸入」ではなくamazon輸出のツールを探してる場合は以下の記事を参考にしてください。