最速納品!仕入れ元からAmazonFBA倉庫へ直送する方法

Amzon販売で商品が売れるようになり、物流量が増えていったとき、
自力で梱包作業を行うのは大変なことです。
 
 最も理想な最適化した納品方法は、仕入れ元からAmazonFBA倉庫に直送し納品することです。間に代行業者を挟みません。
仕入れ元とfba倉庫を直結します。
この納品の流れを実現すると納品は非常はにシンプルです。
 
代行業者を使わないので代行業者へ指示すら発生しません。
余計な日数もかからず、スピーディに納品ができます。
 
物販でまず目がいくのは、商品の価格です。
物販では商品ついて考えるのそのものはもちろんのこと、物流の最適化も重要な部分です。
なぜなら、輸出入では国際輸送であるため、商品原価のうち送料の割合は小さなものではないからです。
 
この記事ではAmazon輸入の物流の流れを例にfba直送の方法について解説していきます。
 

AmazonFBA倉庫へ仕入れ元から直送

まずは、一般的なAmazon輸入の物流の流れをみて見ましょう。

一般的なAmazon輸入の輸送の流れ

仕入れ元→転送会社→倉庫(日本)→FBA倉庫
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 現在、個人レベルでAmazon輸入ビジネスに取り組んでる方のほとんどこのパターン当てはまるのではないでしょうか。
 
この輸送の流れのデメリットとしては、
中継地点が多い分、日数、送料がかかってしまうことです。
また、転送会社への発送指示業務も発生します。
 
物流のコストを削減しスピードアップして最適化するためは、
シンプルにゼロベースで考えてみましょう。

理想的なAmazon輸入の輸送の流れ

仕入れ元→FBA倉庫

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中継地点となっていた、転送会社と国内荷受け拠点を取り払います。
これにより仕入れ元→FBA倉庫を直結します。
 
難しく考える必要はありません。シンプルに不要なものを取り除くというだけです。
 
最適化のアイデアを練っている段階では「どうやって実現するのか?」「本当に出来るのか?」を考えるのは後からでもかまいません。
一旦「常識」をとっぱらって、このように「仮説」をたててから具体的な課題解決を検討します。
 

AmazonFBA直送の課題の解決方法

「理想的な輸送の流れ」は仮説をたてました。
すると、当然色々と疑問が沸いてきますね?

・荷受けの時の関税、消費税の支払いはどうするのか?Amazonは立替てくれないのでは?
・Amazonは「輸入者」にならないのでは?
・Amazon用の伝票貼り付け、商品へのラベル張りは誰がするのか?

課題から出てきたら、要素を分解して一つ一つ解決していきましょう。

Q 荷受けの時、関税は支払いはどうするのか?
Amazonは建て替えてくれないのでは?

関税・消費税の支払いは自社のアカウント払いにします。
Amazonで荷受けのとき、支払いが発生しないようにします。
Amazonに請求されると荷受けをしてもらえないので、確実な処理が必要です。

Q Amazonは「輸入者」にならないのでは?

Amazonは「輸入者」にはなりません。
そこで、輸入者が自社(自分)なるようにします。

運送状、インボイスの書き方を、仕入れ元に指示すればOKです。
クーリエでは、荷受人・輸入者・輸出者はそれぞれわけて、指定することできます。

Q Amazon用の配送伝票と商品ラベル張りは誰が行うのか?

仕入れ元にAmazon用の梱包作業を行ってもらいます

FBA納品の梱包方法を説明する資料を作って、仕入れ元にお願いします。
「仕入れ元を外注先」とする考え方です。

要件を満たす商品であれば、
Amazonラベル貼り付けサービス
の利用も検討します。

Amzaon側にラベル貼り付けを行ってもらうことで、
仕入れ元に対しても、提案しやすくなります。

商品ラベル貼付サービスは出品者に代わり
Amazon が商品ラベルを貼付するサービスです。
なお、セラーセントラルで行う出品登. 録や FBA 納品手続き、
ラベル貼付作業以外の作業(袋詰めなど)は含まれませんので、
通常通り出品者自身にて行ってください。

FBA直送の実例

例えば弊社では、実際にこのような流れで納品しています

ドイツから日本のFBA倉庫にわずか5日で納品完了しています。
10月28日に発送され、11月2日はAmazonの小田原倉庫にて受領が完了しています。

アメリカから輸入する場合も大体同じ位の日数です。

中国から輸入する場合はもう少し短く納品できます。
 
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ドイツから輸入したこのときは、
FEDEXのインターナショナル・エコノミー・フレイト(IEF)*
(68kg超の荷物を5営業日以内に配送するサービス)
を使って輸送しています。
 
更に、納品スピードを重視するのであれば、
インターナショナル・プライオリティ・フレイト(IPF)*
(68kg超の荷物を1~3営業日で配送するサービス)
が選択肢となります。

ただし、輸送は早い分、送料は高くなります。

 
5営業日なら十分早いのでよしするか、
1日でも早く納品するため、コストが増えてもかまわないかは、各々の経営判断です。
 
また、上記はFedexの例ですが、DHL、UPSでも同様の配送サービスが提供されています。
 

仕入れ元→各国AmazonFBA直送への応用

この記事では日本へAmazonへの輸入を例に解説しました。
他の国に納品するときも、おおまかな方法論は同じです。
仕入れもとから、fba倉庫への直送ができまふす。
 
・アメリカ仕入れ → 欧州AmazonFBA直送
・アメリカ仕入れ →アメリカAmazonFBA直送
・アメリカ仕入れ →カナダAmazonFBA直送
・中国仕入れ → アメリカAmazonFBA直送
・中国仕入れ → カナダAmazonFBA直送
・中国仕入れ → 欧州AmazonFBA直送
・国内仕入れ → アメリカAmazonFBA直送
・国内仕入れ → カナダAmazonFBA直送
・国内仕入れ → 欧州AmazonFBA直送
 

など、色々な物流手段がとれます。
 
Amazonへの直送でポイントとなるのは、次の2つです。
  • インポーター(輸入者)の確保
  • アカウントの指定(関税・消費税支払い)
インポーターの確保はクラウドワークスやランサーズから輸入代理人となる人をみつけます。
通関に関して現地の税関から問合せがあるとき、現地の代理人に対応してもらいます。
月額で支払うなら5千円〜1万円程度、
あるいは、税関からの問合せが発生した時に対応分を支払うというやり方でもかまいません。
私の場合は、後者の方法をとっています。
問合せ発生時に、1件は100円を支払っています。
 
もしくは、納品代行業者でインポーター提供を行っている場合もあるので、確認してみましょう。
例えば、アッシュマートが現地での輸入代理人となるサービス提供を行っています。

 
なお、欧州Amazonで販売する場合は、
VAT番号、EORI取得を事前に行ってください。
この説明はこの記事だけでは書きれないため、割愛します。
いずれどこかで記事にはするかもしれません。
 

仕入れ元→FBA直送が最適ではないケース

注意したいのは、いかなる場合も仕入れ元→FBA直送が絶対的な正解ではないということです。

仕入れ元の商品品質・作業品質によっては、FBA直送が適さないケースもあります。

・商品品質に問題があり検品工程が必要
・仕入れ元でのミスが多い場合
・複数の仕入れ元の商品をセット品にしている。
・一箇所の仕入れ元からの輸送量が少なく送料が割高
・流通加工が必要(商品は、中国から調達、パッケージ作成は日本で行っているなど)
 

など、処々理由が考えられます。
中継地点を置かざるをえないケースもあります。

まとめ

  • 仕入れ元からAmazonFBA倉庫に直送し納品
  • 仕入れ元→各国AmazonFBA直送への応用

FBA直送の物流の構築ができてしまえば、
仕入れ元に対して発注と同時にFBA納品資料をPDFで送り、
あとは、Amazon倉庫側での受領を待つのみです。

この流れを実現すると、本当にシンプルです。
物流最適化の手段のひとつしてFBA直送の方法があることは覚えておきましょう。