キーワードプランナー(旧:キーワーアドバイスツール)使い方を説明します。
目次
キーワードプランナーとは?
キーワードプランナーとは、キーワードの調査やアドワーズ広告配信のシミレーションに使う、Google公式ツールです。
キーワードプランナーでわかることは?
キーワードプランナー使うと次のデータを調べることができます。
- 何回検索されているか?(検索ボリューム)
- 関連するキーワード
- キーワードのトレンド
- アドワーズ広告費用のシミレーション
- 入札単価の推定金額
- どのキーワードでどの位のクリックが見込めるか?
https://adwords.google.com/KeywordPlanner
キーワードプランナーの基本的な使い方
キーワードプランナーメニューへのアクセス
キーワードプランナーにアクセス、「運用ツール」>「キーワードプランナー」をメニューを開きます。
キーワードプランナーの5つのメニュー
すると、以下の5つのメニューに別れます。
キーワード選択と検索ボリュームの取得
- フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索
- 検索ボリュームと傾向を取得 ※使用頻度が高い
- 既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得
予算の計画と予測データの取得
- 予測データを取得するにはキーワードのリストを入力するか、アップロードします。
- アカウントのキャンペーンやキーワードの予測データを取得
この中でも使う機会が多いのは、検索ニーズを調べるための「検索ボリュームと傾向を取得」機能です。
検索ボリュームと傾向を取得
キーワードプランナーの最も基本的な使い方である、検索ボリューム(検索されている回数)を確認する方法を説明します。
例えば、ネットショップやWEBサイトのプランニング(計画)たてるとき、見込み客の大きさを判断にするのに活用します。
「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックします。
キーワードを入力方法は以下の2通りです。
- フォーム上でキーワード入力する方法
- CSV、TSV、テキストファイルでアップロードする方法
フォーム上でキーワード入力する方法
このとき、キーワードは複数入力することもできます。
例として、「バッグ 財布」と入力しました。
入力後、「検索ボリュームを取得」をクリックします。
CSVアップロードの方法
CSVファイルを使って一括でキーワードをアップロードすることもできます。
アップロードは以下の手順で行います。
- Excelでファイルを作成します。
スプレッドシート、ナンバーズ等CSV出力できる表計算ソフトならなんでもかまいません。
- フォーマット(ファイル形式)CSVで保存します。
- キーワードプランナーに移動し、「ファイルを選択」をクリックし、
さきほど作成したファイルを選択します。
- 「検索ボリュームを取得」をクリックします。
検索結果表示
キーワード検索すると、検索結果表示が表示されます。
検索結果には以下の項目が表示されます。
- 月間平均検索ボリューム:一ヶ月間の検索数デフォルトでは、12 か月間の平均検索数が表示。
- 競合性:入札している広告主の多さを相対的に表します。「低」、「中」、「高」の三段階で表示されます。
- 推奨入札単価 :推奨入札単価は、Adwords広告を出稿する場合のキーワードのクリック単価(CPC)
- 広告インプレッション :表示回数÷表示される可能性があった推定値
グラフの見方
グラフでは検索されたキーワードの月ごとの推移がわかります。
複数のキーワードでまとめて検索した場合、合計数が表示されます。
例えば、2017年5月は”財布”と”バッグ”の合計で184,500回検索されています。
どの時期にどれくらい検索されているか?を確かめることができます。
月間平均検索ボリューム
月間平均検索ボリュームは「そのキーワードが1一ヶ月に何回検索されているのか?」がわかります。
つまり、「日本で一ヶ月の間に”財布”というキーワードで135,000回検索されている」と読み取ることができます。
もうひとつのキーワード、”バッグ”では月に「49,500」です。
ターゲットはデフォルト(標準)では日本に設定されています。
キーワード検索結果のダウンロード
キーワードの検索結果はダウンロードできます。
「ダウンロード」をクリックします。
ダウンロード形式は複数あり、ここでは、Excel用CSVを選択しました。
選択したら、「ダウンロード」クリックします。
次に「ファイルを保存」をクリックします。
ファイルがローカルパソコンにダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを開いてみました。
キーワードプランナー上に検索結果を保存しておくことはできません。
ダウンロードしておけば、調べたキーワードをストックしておくことができます。
広告費を使っていないアカウントは表示が簡略される
グーグルアドワーズで広告費を使っていないアカウントの場合、検索数が表示が簡略され、トレンドグラフ表示されません。
Googleアドワーズに 広告出稿していないアカウント | Googleアドワーズに 広告出稿しているアカウント | |
---|---|---|
検索ボリュームグラフ表示 | ✕表示されない。 | ◯表示 |
検索ボリューム数の表示 | △概算で表示される | ◯表示 |
「アドワーズに広告費をかける予定はないけど、キーワードプランナーで詳細データを見たい!」という方もいると思います。
その場合、アドワーズで200円程度の広告費をかけることで、データの表示が可能です。
詳しくは「Googoleキーワードプランナーの詳細な月間平均検索ボリュームを確認する方法 代わりのツールは?」を確認してください。
フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索①
「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」メニューからは、検索キーワードに対して関連性の高いキーワードを抽出することができます。
使い方を説明します。
まず、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」をクリックします。
キーワードを入力し、「候補」を取得をクリックします。
例として「バッグ」と入力しました。
既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得②検索ボリューム
「既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得」メニューの使い方を説明します。
「既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得」をクリックします。
次に、キーワードの掛け合わせを入力し、「検索ボリュームを取得」をクリックします。
すると、かけ合わせたキーワードに対しての検索ボリュームなどの情報を確認できます。
検索結果が表示されます。
キーワード”バッグ”に対して、関連するキーワードも抽出されます。
フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索②
同じく「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」で「ランディングページ」の機能を試してみます。
「ランディングページ」ではWebサイトのURLを記入、そのサイトからキーワード抽出できます。
例えば、競合サイトからキーワードを抽出しコンテンツのアイデアを練る目的して使用します。
URLを指定し、「候補を取得」ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。
既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得①予測データを取得
「既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得」メニューはキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得する目的で使います。
使い方を説明します。
まず、「既存のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを取得」をクリックします。
キーワードを入力します。
例)
リスト1 | リスト2 |
バッグ | レディース |
キーワードを入力したら、「予測データを取得」をクリックします。
かけ合わせたキーワードに対して、「掲載結果予測」の画面に移動します。
最後に
キーワードプランナーの初歩的な使い方についてまとめました。