大手仮想通貨取引所「コインチェック」は2018年1月29日、
取り扱い仮想通貨XEM5.4億(日本円換算580億円)がハッキングにより不正出金された件について補償を発表しました。
返金原資は自己資金で賄うとしています。
補填金額は1XEMあたり88.549円。総額は460億円にものぼります。
実施時期は「検討中」です。
緊急記者会見の内容要約
- 被害額は日本円で約580億円(5.4億XEM)相当
- 不正流出の原因はハッキングと見られている
- 対応方法は検討中
不正送金されたNEMの補償
- 補償実施時期:未定
- 補償金額: 88.549円×保有数
1月26日に不正送金されたNEMの補償について
総額 : 5億2300万XEM
保有者数 : 約26万人
補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。
算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。
算出期間 : 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)〜本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)
補償金額 : 88.549円×保有数
補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。今般の不正送金に伴い、一部サービスの停止などお客様、取引先、関係者の皆様にご迷惑をおかけしており、重ねてお詫び申し上げます。原因究明、セキュリティ体制の強化などを含めたサービスの再開に尽力するとともに、金融庁への仮想通貨交換業者の登録申請の継続的な取り組みも併せて、今後も事業を継続して参りますので、引き続き、宜しくお願い申し上げます。