Googleサーチコンソールの 検索アナリティクスの使い方

Googleサーチコンソールの 検索アナリティクスの使い方を説明します。

GoogleサーチコンソールはWebサイトやネットショップの運営で欠かすことのできないツールです。

Googleサーチコンソールは多機能なツールですが、その中でも特に重要な機能である「検索アナリティクス」について詳しい使い方を解説します。

Webサイトの分析と改善と役立てましょう。

Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは?

Screenshot of www.google.com

https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja

Googleサーチコンソール(Search Console)とはGoogleが提供している無料のツールです。

Googleサーチコンソールでは、検索ユーザーがあなたのWebサイトに訪れる「前」の分析を行うことができます。

Googleサーチコンソール登録方法

Googleサーチコンソールを使うためには、Googleアカウントが必要です。

詳しい登録方法と設定方法は「Googleサーチコンソール(Google Search Console)の登録方法」を確認してください。

Googleサーチコンソールの検索アナリティクスとは?

Googleサーチコンソールの中でも特に重要度が高く使用頻度の高い機能が検索アナリティクスです。
「Analytics(アナリティクス)」とは分析という意味です。

「検索アナリティクス」では、検索結果上であなたのWebページがどんなキーワードで表示されているか確認できます。

検索アナリティクスを使うには、Googleサーチコンソールにログインし、左側のメニューの「検索トラフィック」>「検索アナリティクス」からメニューもアクセスします。

次に、クリック数、表示回数、CTR、検索順位にチェックを入れておきます。

デフォルト(標準)の表示では、「クエリ」が選択され、日付は、過去28日間となっているはずです。
この表示状態で説明します。

検索アナリティクスで確認できる重要なデータ

検索アナリティクスメニューでは以下の5つの項目が表示されます。

  1. クエリ:検索されたキーワード
  2. クリック数:クリックされた回数
  3. 表示回数:表示回数
  4. CTR:表示回数のうちクリックされた割合です。
  5. 掲載順位:キーワードの検索結果順位です。

それぞれについて説明します。

Webサイトがどんなキーワードで検索されているか、「クエリ」を分析する

Webサイトがどんなキーワードで検索されているか調べるにはクエリを見てみましょう。

クエリとは、検索ユーザーによって検索されたキーワードです。

クエリには「検索結果に1回以上表示されたキーワード」を確認できます。

なお、クエリとして表示されるのは999キーワードまでです。

クリック数とは?

クリック数とはGoogle検索の検索結果にあなたのWebサイトのページが表示され、クリックされた回数です。

全体のクリック数とクエリごとのクリック数を確認できます。

上記の画像の例ではクリック数が「62」と表示されています。

これは、「検索ユーザーが検索エンジンで”スクレイピング ツール”というキーワードで検索し、403回表示され、62回クリックされている」ということです。

表示回数とは?

表示回数とは、WEBサイトが検索結果に表示された回数です。

表示回数では全体のクリック数とクエリごとのクリック数を確認できます。

ここで重要なのは、ユーザーがWebサイトに訪問しなかった回数も確認できることです。

この例では、「スクレピングツール」というキーワードで、403回検索結果に表示されそのうち62回クリックされています。

つまり検索結果に表示されていても、Webサイトへの訪問につながらなかった「取りこぼし」もあるということです。

表示回数403 – クリック数62回 = 341回

で、計算できます。

取りこぼしを減らし、Webサイトへのアクセスを増やすための対策が必要です。
改善するのは次の2つです。

  • ページのタイトル
  • メタディスクリプション

検索結果に表示されるのは、主にページのタイトルとメタディスクリプション(説明文)です。
検索ユーザーは検索結果に表示される複数のWebサイトの中から「求めている情報がそこにあるか」を推察し訪問するページを決めています。

想定キーワードに対して必要としている情報があるか判断できるためのタイトル設定をします。

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CTR(クリック率)とは?

CTRとは、検索結果に表示された回数のうち、検索ユーザーにクリックされた割合を表します。

CTRは次の計算式で計算します。

CTR = クリック数 ÷ 表示回数

上記の例では「スクレピング ツール」というキーワードでの、CTRが15.38%となってます。

これをCTRを算出する計算式に当てはめると以下です。

15.38%(CTR) =62(クリック数) ÷403 (表示回数)

平均掲載順位とは?

掲載順位とは、検索結果上にWebサイト表示されたときの順位を表します。

上記画像の例では、「スクレピング ツール」というキーワードでユーザーがグーグル検索したときの検索結果の掲載順位が、5.3位ということです。

ページコンテンツ設計では基本的に1ページあたり1キーワードを狙います。

ネットショップ運営やメディアサイトで、「想定しているキーワードで検索結果順位は何位にいるか?」
確かめることが肝心です。

検索結果の掲載順位が高いほど、ユーザーから訪問してもらえる回数は増えます。

訪問回数が増えればネットショップなら売上アップが期待できますし、アフィリエイトサイトでも報酬アップが期待できます。

掲載順位を高めるためには、なんと言ってもコンテンツの質を高めることが大切です。

Googleも日々進化しているので、昔のように、自作自演の被リンクを増やす、関連するキーワードを大量に詰め込むという対策はもはや通用しなくなってきました。このような対策を「ブラックハット」とよびペナルティが課せられるようになりました。

何より大切なのは、ユーザーの欲している情報を提供できているか?有益な情報を提供しているページになっているか?考えコンテンツンツの質を高めてゆくことです。

検索結果順位の重要性については「ネットショップの運営で検索順位チェックが重要となる理由」でも解説しています。

最後に

Googleサーチコンソールの「検索アナリティクス機能」の使い方について解説しました。