検索順位チェックツールに登録するキーワードの選定と設定方法

ビジネス目的のネットショップ・メディアサイト・ブログの収益の伸ばすためには、アクセス数のアップが必須です。
アクセス数を上げるためには、検索順位をチェックして現状分析が必要です。
検索結果順位チェックツールの導入の手順を解説します。

検索順位とは?

検索順位とは検索結果に表示される掲載順位のことです。
サイトが特定のキーワードで1番目に表示されたとしたら検索順位は1位と言うことです。

検索結果順位をチェックする目的とは?

 
検索結果順位の重要な理由は、Webサイトの収益に大きく影響しているからです。
 
ウェブサイトやネットショップの収益を伸ばすための要素のひとつはアクセス数です。
次のマーケティングの基本の公式を見てください。
 
売上=アクセス×転換率×単価
 
転換率、単価が変わらなくても、
  • アクセスが2倍になれば売上は2倍
  • アクセス数が2分の1になれば売上も2分の1
です。
 
Webサイトにお客さんが来ないと売上は発生しません。
Webサイトにアクセスを集めるためには検索結果の上位を獲得することが大事です。
 
検索エンジンの上であればあるほどアクセス数は増えます。
検索順位ごとのクリック率を示す以下のデータを確認してください。
このグラフはCaphyon社が、59,686のウェブサイトの2,052,466のキーワードからの検索順位とクリック率を調査した結果です。

 

例えば、検索結果1位に表示されている場合、平均して約27%クリック、10位の場合約1%です。
ユーザは検索結果の何ページ先まででも調べてることは稀です。
 

検索順位を調べる方法

検索順位の調べ方は次の3とおりです。
効率的に調べるには検索順位の推移が確認できるツールの導入をおすすめします。
  • 手動で調べる
  • 検索順位チェックツール(定点)を使う
  • 検索順位チェックツール(推移)使う

手動で調べる 

一番、原始的な調べ方はGoogleで検索するこです。
Googleで検索してページが何位に出てくるか確かめます。
すでにページの検索順位が高く、上位に表示されている場合ならすぐに確認できます。

ページを作成したばかりでは、上位に出てこないため、検索結果の後方のページまで調べる必要が手間です。

 

検索順位チェックツール(定点観測型)を使う 

手動確認は手間がかかるので、そこで必要となるのが検索順位のチェックツールです。
 
検索順位チェックツールには、「SEOチェキ」や「検索順位チェッカー」があります。

キーワードとページのアドレスを入力し「チェック」ボタンをクリックすると掲載順位を確認できます。
ただし、これらのツールでは1度に検索できるのは3〜5キーワード、1ページのみです。
複数のキーワード・ページを調べるときには、何度もチェックが必要で非常に手間がかかってしまいます。

 
 

検索順位チェックツール(推移の観測型)を使う

「SEOチェキ」や、「検索順位チェッカー」ではその時点の検索順位しか確認出来ませんでした。

そこで登場するのが検索結果順位の推移が確認できるツールです。
GRCやRanckTracker(link-assistant.com)を使うと複数のキーワードごとの検索順位の推移を確認できます。
ツールを起動しておけば、あらかじめ設定したキーワードに対して自動で検索順位を取得できます。

GRC

GRCは、Windows用として有名な検索順位チェックツールです。

RanckTracker(link-assistant.com)

RanckTrackerは、Mac、Windows、Linux対応の高機能な検索順位チェックツールです。

 
 

検索順位チェックツールに登録するキーワードは?

検索順位チェックツールに登録するキーワードの考え方について解説します。
これらのキーワードを設定することで狙ったキーワードで上位表示できているかを確認します。
 
検索順位チェックツールに登録するキーワードの種類は大きく分けて次の4通りです。

ウェブサイトの名称

ウェブサイトの認知度が高まってくると、この情報について調べるんだったら〇〇というふうに認知され、サイト名で検索されるようになります。サイト名も登録しておくましょう。

カテゴリー名

カテゴリー名を登録します。
カテゴリー名に設定しているキーワードはそのサイトの主要な重要なキーワードを設定しているはずです。
中期的な検索順位アップを狙っていくをキーワードです。

各記事の主要ターゲットキーワード

記事ごとの最もターゲットとしている主要なキーワードを登録します。
1記事1テーマ、1キーワードとして記事ごとの最も重要なキーワードをあらかじめ決めているはずです。
「ターゲットとしているキーワードがありません」という場合、SEOコンテンツの設計自体ができていません。

その他の集計したいキーワード

上記の3つ以外でも調べたいキーワードがあれば、随時追加してチェックします。
例えば、表示回数が多く2〜3ページ目の掲載で今後、上位表示が狙えそうなキーワードなどです。
表示回数、順位は、Googleの無料ツール、Googleサーチコンソールで調べることができます。

キーワード登録を効率的に行う方法

検索順位ツールに一つ一つキーワードを登録するのは大変ですよね。
検索順位チェックツールに複数のキーワードをまとめて登録する方法を説明します。
WordPresssでサイトの構築していることが前提です。

1.メタキーワードを設定する

メタキーワードはSEO系のプラグイン導入しておき、記事投稿時に設定します。
記事登録時に毎回いれていた場合、この工程は不要です。

「ターゲットとしている主要キーワードを登録している項目」なら、なんでもかまいません。
SEO系のプラグイン、Yoast SEOの「フォーカスキーワード」項目でもOKです。

2 WordPressからCSVエクスポート

スクレイピングツールかプラグインを使って記事をエクスポート(出力)します。
 

3.ファイル修正しキーワード一覧を作る

エクスポートデータのキーワード部分のみ残るよう修正し、キーワード一覧ファイルをつくります。

4.検索順位ツールにキーワードファイルを一括インポート登録する

作成したキーワード一覧ファイルを検索順位チェックツールにインポートします、
大抵の検索順位ツールはCSVの一括インポート機能に対応しています。

最後に

検索結果順位チェックツールの導入の手順を解説しました。
想定どおりに上位表示できているか?改善の施策を行ったとき効果が出ているか?という分析に役立てましょう。