NFTやブロックチェーンゲームなど、増々盛り上がりを見せているWeb3業界。今回、東京都渋谷に「ブロックチェーン・ラボ」が新設されるということで話題になっています。
「ブロックチェーン・ラボって何?」「Alibaba Cloudとは?」といった疑問を持った方に向けて、この記事では
- 「ブロックチェーン・ラボ」とは?
- Alibaba Cloudとは
- 渋谷に新設された「ブロックチェーン・ラボ」について
について解説していきます。この記事を読むことで「ブロックチェーン・ラボ」や、「Alibaba Cloud」についてわかります。是非、最後まで読んでみて下さい。
「ブロックチェーン・ラボ」とは?
「ブロックチェーン・ラボ」とは、複数の企業や研究機関がブロックチェーン技術の可能性を追求し、開発を進めるために集まる組織のことです。それぞれの技術者が持っている技術を共有することで、より良いサービスの作成やブロックチェーン技術のスキルアップが目的の場になっています。ブロックチェーンを使用した全ての人が集まるのではなく、ブロックチェーンを使用したゲームやVRコンテンツなど、ジャンルに特化して組織化していることが多く見られます。
Alibaba Cloudとは
Alibaba Cloud(アリババクラウド)とは、アリババグループ傘下の起業です。AWS(アマゾンウェブサービス)のようにクラウド上でサーバーやデータベースなどを構築できるプロバイダーサービスを提供しています。クラウドプロバイダーサービスは、アジアを主な拠点として、世界中にサービスを提供。中国での人気が高く、中国国内でのシェア率は1位です。中国ではDDOS攻撃などの被害が多いことから、セキュリティ対策を入念に行っているプロバイダーになります。
また、Alibaba Cloudは、ブロックチェーン開発者に向けてBlockchain as a Service(BaaS)というブロックチェーンクラウドサービスも提供しています。このシステムを使用することで、安定性に優れたブロックチェーン環境の構築やビジネス開発の簡易化が可能です。他にも様々なサービスを提供しており、ブロックチェーン開発者の学習コスト削減に役立てています。
Alibaba Cloudの企業情報
Alibaba Cloudについて解説していきます。
- 本社は中国の杭州に配置
- 2009年9月、アリババグループのクラウドコンピューティング事業部門として設立
- 2016年12月、アリババグループとソフトバンクの合併会社のSBクラウドが日本のサービスを開始
渋谷に新設された「ブロックチェーン・ラボ」について
Alibaba Cloudは、2023年3月22日に東京と渋谷に「ブロックチェーン・ラボ」を開設すると発表がありました。Web3時代を生きる日本のゲーム開発者支援のために、ゲームやVRコンテンツを開発しているSkeleton Crew Studioと提供して4月に開設予定です。ブロックチェーンのゲーム開発者が集うことで、最新技術を高める場になることを目指しています。講習やイベントなどが定期的に行われる予定で、開発者は最新のトレンドやWeb3技術を学ぶことが可能です。
「ブロックチェーン・ラボ」で行う予定のイベント
現在、「ブロックチェーン・ラボ」で行う予定のイベントは以下の2つです。
- asobiHack_Tokyo
- HAPathon 2023
それぞれどのようなイベントか紹介します。
asobiHack Tokyo
asobiHack_Tokyoは、Web3.0のゲームをテーマにしたハッカソンになります。ハッカソンとは、特定のテーマに対して開発者がチームを組んでソフトウェアやサービスを期限内に開発して競い合うイベントです。2023年3月に参加者を募集し、3月末から5月6日まで各チームで開発が行われます。
HAPathon 2023
HAPathon 2023もハッカソンイベントです。シンガポール、バンコク、東京、香港の4か国で開催され、「技術インフラ」「金融インフラ」「Web3アプリ」の3部門があります。4か国の部門ごとに受賞を選定し、最終的にグランドファイナルが決まります。世界チャンピオンになると20000USDTが賞金になっており、日本円にすると200万円以上です。
まとめ
今回は東京都渋谷に新設予定の「ブロックチェーン・ラボ」について解説しました。現在も様々な発展を続けているWeb3業界。「ブロックチェーン・ラボ」が開設されることで、どのように技術が発展していくのかワクワクしますね!最後まで読んで頂き、ありがとうございました!