グーグルのサーチコンソールと登録方法、使い方について解説します。
サーチコンソールでデータを見れば、自身のWebサイトがGoogleからどのように見えているか?がわかります。
SEO対策やサイト改善へとつなげます。
Webサイトの運営している登録しておくことをオススメします。
物販業者の場合、ネットショップ運営やブログの運営に導入し役立てます。
サーチコンソールには、複数の機能があります。
その中でも特に重要なるのが「検索アナリティクス」です。
目次
- 1 Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは?
- 2 グーグルアナリティクスとの使い分けは?
- 3 サーチコンソールのメリット
- 4 サーチコンソール登録方法
- 5 Googleサーチコンソールのメニュー
- 6 サーチコンソールで押さえたい6つの機能
- 7 1.検索アナリティクス ※重要
- 8 2.ペナルティを確認できる「手動による対策」
- 9 3.クローラーが取得することが出来なかったページを表示する「クロールエラー」
- 10 4.インデックスを依頼できる「Fetch as Google」
- 11 5.Webサイトの構造を把握する「サイトマップ」
- 12 GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携
- 13 最後に
Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは?
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
サーチコンソール(Search Console)(旧ウェブマスターツール)は、
Google 検索結果でサイトのパフォーマンスを監視、管理ができる無料のツールです。
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。自分のサイトが Google 検索結果に表示されるようにするために Search Console に登録する必要はありませんが、登録していただくとサイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。
※「サーチコンソール」は、以前は「ウェブマスターツール」と呼ばれていました。
グーグルアナリティクスとの使い分けは?
Googleアナリティクスとの使い分けは以下です。
- サーチコンソール(Google Search Console)→「WEBサイトにアクセスされるまで」のデータ分析
- グーグルアナリティクス:「WEBサイトにアクセスされた後のユーザーの行動」のデータ分析
サーチコンソールのメリット
Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視できます。
- Google がコンテンツにアクセスできることを確認する
- クロール対象の新しいコンテンツを送信し、検索結果に表示したくないコンテンツを削除する
- 人目を引く検索結果を提供するコンテンツを作成し、監視する
- 検索パフォーマンスへの影響を最小限に抑えながらサイトを維持する
- マルウェアやスパムの問題を監視し、解決することでサイトを常に正常な状態に維持する
Google 検索や世界中のユーザーからサイトがどのように見えているかを知ることができます:
- 自分のサイトがどのようなクエリで検索結果に表示されているか?
- クエリの中で、特に自分のサイトへのトラフィックを増やしているものがあるか?
- 商品の価格、会社の連絡先情報、イベントがリッチ検索結果で強調されているか?
- どのサイトが自分のウェブサイトにリンクしているか?
- モバイルサイトがモバイルで検索するユーザーに対して適切に表示されているか?
サーチコンソール登録方法
サーチコンソールを利用するためには、Googleアカウントが必要です。
登録方法と設定方法は「Googleサーチコンソール(Google Search Console)の登録方法」を確認してください。
Googleサーチコンソールのメニュー
サーチコンソールのメニュー一覧です。
たくさんの機能がありどう使えば迷ってしまうかもしれませんが、まずは後述する6つの機能を使いましょう。
- ダッシュボード
- メッセージ
- 検索での見え方
- 構造化データ
- リッチカード
- データ ハイライター
- HTML の改善
- Accelerated Mobile Pages
- 検索トラフィック
- 検索アナリティクス(クリック数、表示回数、CTR、掲載順位) ※重要
- サイトへのリンク
- 内部リンク
- 手動による対策 gooogleからペナルティをうけていないか? ※重要
- インターナショナル ターゲティング
- モバイル ユーザビリティ
- Google インデックス
- インデックス ステータス ※重要
- ブロックされたリソース
- URL の削除
- クロール
- クロールエラー ※重要
- クロールの統計情報
- Fetch as Google ※重要 インデックスの依頼
- robots.txt テスター
- サイトマップ ※重要
- URL パラメータ
- セキュリティの問題
- その他のリソース
サーチコンソールで押さえたい6つの機能
サーチコンソールでWebサイト運営に重要なデータを見ることができます。
サーチコンソールを利用する上で特におさえておきたい、6つの機能を紹介します。
1.検索アナリティクス ※重要
検索アナリティクスはサーチコンソールの中でも特に重要度が高く使用頻度の高い機能です。
「検索アナリティクス」ではページが表示されたときにユーザーが検索しているキーワードがわかります。
「検索トラフィック」>「検索アナリティクス」からメニューもアクセスします。
次に、クリック数、表示回数、CTR、検索順位にチェックを入れます。
デフォルト(標準)の表示では、「クエリ」が選択され、日付は、過去28日間となっているはずです。
この表示状態で説明します。
クエリの分析
検索アナリティクスメニューでは以下の5つの項目が表示されます。
- クエリ:検索されたキーワード
- クリック数:クリックされた回数
- 表示回数:表示回数
- CTR:表示回数のうちクリックされた割合です。
- 掲載順位:キーワードの検索結果順位です。
- インデックス
それぞれについて説明します。
クエリ:検索されたキーワード
クエリとは、検索ユーザーによって、検索されたキーワードです。
クエリには「検索結果に1回以上表示されたキーワード」を確認できます。
- サーチコンソール(Google Search Console)→「WEBサイトにアクセスされるまで」のデータ分析
- グーグルアナリティクス→「WEBサイトにアクセスされた後のユーザーの行動」のデータ分析
と説明したのはこの点です。
例えば、「検索結果上に自分のページは表示されたが、1回もクリックされていないキーワード」を確認することができます。
アナリティクスの場合は、サイトへの訪問者の数などを解析することができます。
なお、クエリとして表示されるのは999キーワードまでです。
クリック数とは?
クリック数とはGoogle検索の検索結果に表示され、クリックされた回数です。
- 合計のクリック数とはキーワード全体のクリック数です。
- クエリごとのクリック数
クリック数が「62」と表示されています。
これは、「検索ユーザーが検索エンジンで”スクレイピング ツール”というキーワードで検索し、403回表示され、
62回クリックされている」ということです。
表示回数とは?
表示回数とは、WEBサイトが表示された回数です。
合計表示回数とはキーワード全体の表示数です。
クエリごとのクリック数もわかります。
この例では、「スクレピングツール」というキーワードで、「403回表示」されたことを示します。
CTR(クリック率)とは?
CTRとは、表示回数のうちクリックされた割合です。
CTR = クリック数 ÷ 表示回数
「スクレピングツール」というキーワードでは、15.38%となってます。
クリック数62で、表示回数は403です。
これをCTRを算出する計算式に当てはめると
15.38%(CTR) =62(クリック数) ÷403 (表示回数)
となります。
掲載順位とは?
キーワードの検索結果の順位です。
「スクレピングツール」というキーワードでグーグル検索したときの検索結果順位が、5.3ということです。
狙ったキーワードで上位表示できているか確認ができます。
ネットショップ運営やメディアサイトなど集客を必要とするなら、「想定しているキーワードで検索結果順位は何位にいるか?」
確かめることが肝心です。
検索順位の重要性については「ネットショップの運営で検索順位チェックが重要となる理由」でも解説しています。
ダウンロード
データはCSV形式としてダウンロードすることができます。
Excelや、Numebers等で自由に分析できます。
サーチコンソール画面一番下の「ダウンロード」をクリックします。
CSVファイルとしてローカルフォルダにダウンロードされます。
マックの表計算ソフトNumebersでひらいてみました。
マックのExcelで文字化けする場合は、「MacのエクセルでCSVをファイルを開き文字化けとなったときの対処法」を確認してください。
ページ
ページではページ単位でどのページがよくクリックされているのか表示回数が多いのか確認することができます。
URLの横のボタンをクリックすると、ページに飛ぶことができます。
上記のリンクをクリックしました。
当サイトでは以下のページが検索結果上でよくクリックされていることがわかります。
検索アナリティクスの基本的な見方については以上です。
2.ペナルティを確認できる「手動による対策」
Webサイトを運営していて「急にアクセスが落ちてしまった」「検索結果に表示されなくなった」という場合、ペナルティをうけてしまっている可能性があります。
ペナルティとはGoogleが設定しているガイドラインに違反している場合、検索結果ページに表示されなくなったり、上位表示されよう対策されることです。
サーチコンソールの「手動による対策」ではペナルティに該当するページと内容を把握することができます。
メニューへのアクセス:「検索トラフィック」>「手動による対策」にアクセスします。
「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした」と表示されればOKです。
検索トラフィック>手動による対策
3.クローラーが取得することが出来なかったページを表示する「クロールエラー」
クローラーとは検索エンジンがWeb上のファイルを集めるプログラムです。
「クローラーが取得できないページ」は、そもそも検索ページに表示されません。
そのため、このデータを見てエラーがあるページはクローラーがデータを取得できるように対応することで、ページが検索されるようになります。
メニューへのアクセス:クロール>クロールエラー
クロール>クロールエラー
4.インデックスを依頼できる「Fetch as Google」
Fetch as GoogleはGoogleに対してインデックスの依頼をできる機能です。
新しく追加したページはグーグルインデックスされる時間がかかります。
Googleに依頼すること(Fetch as Google)でインデックスを早めることができます。
インデックスとはクローラーが取得した情報を検索エンジンのデータベースに格納することです。
クローラーがまわり、情報がインデックスされてから検索画面にページが表示されるようになります。
メニューへのアクセス:クロール>Fetch as Google
Fetch as Googleの使い方
- クロール>Fetch as Google
- URLを入力
- 「取得」をクリック
「取得してレンダリング」とは?
「取得してレンダリング」とはクローラーが正しくクロールされているかを確認出来る機能です。
5.Webサイトの構造を把握する「サイトマップ」
サイトマップとはWebサイトのコンテンツの構成です。言わば、言わば、「目次」のような役目を果たすもののことです。
WEBサイトにどんなコンテンツがあるか、どのURLに行けばそれが見られるかを示します。
サイトマップを定期的に送信することで、新規追加したページの存在をGoogleがすぐに認識できるようになります。
- サイトのページ数が多い
- サイトの構成が複雑
- 新しく制作
メニューへのアクセス:クロール>サイトマップ
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携ができます。
連携すると、Googleアナリティクスの管理画面上で、Googleサーチコンソールのデータを見ることができるようになります。
最後に
Googleサーチコンソールの中でも重要な6項目の見方について解説しました。
さらに、この6項目の中でも特に重要な機能が「検索アナリティクス」です。
検索アナリティクスのの詳しい使い方は「Googleサーチコンソールの 検索アナリティクスの使い方」をチェックしてください。