アフィリエイト記事の書き方の作成手順とコツを解説します。
アフィリエイト記事を書く前に知っておきたい重要な三原則
アフィリエイト記事を書き始める前に、考えておきたいのは次の3つです。
- 自分が書きたいテーマ
- 世の中の需要
- 競合サイトに上回る記事
原則①自分が書きたいテーマを選ぶ
執筆記事テーマに「好きなジャンル」「得意なジャンル」選ぶことは、モチベーションを保つ上でも必要な要素のひとつです。
アフィリエイトを結果がでない大きな理由のひとつは、「継続できないこと」。
アフィリエイトの収益は指数関数の伸び方をします。初めて数ヶ月間はゆっくり伸びますが、継続して続けるほど同じ努力に対してもリターンがが大きくなります。
作業に対してリターンが少ない時期にも続けため、自分の興味のあるテーマを選びましょう。
原則②世の中の需要が高いテーマを選ぶ
ひとつ目の原則で「自分が好きなジャンル」を選ぶと言いましたが、これ加え「世の中の需要が高いジャンル」であることも大切です。
自分が書きたいテーマであっても、それを他の人から必要とされていない場合、アクセスは集まらず収益を上げることはできません。
直近の世の中のトレンドは、「Googleトレンド」「ヤフーニュース」「LINE NEWS」「Twitterトレンド」 などから調べることができます。
- ◯「興味のあるジャンル」かつ「世の中で需要が”ある”」
- ✕「興味のあるジャンル」かつ 「世の中で需要が”ない”」
原則③競合サイトを上回る記事を書く
競合サイトとは、具体的には「狙ったキーワードで検索結果の1ページ目に表示されるサイト」です。
Googleでキーワード検索すると、Googleの検索アルゴリズムが「検索キーワードに対して最も答えに近いであろうサイト」を結果として返します。
アフィリエイト収益の基本公式
アフィリエイトの収益は次の公式で表すことができます。
売上= ①検索結果上の表示回数 ✕ ①検索結果上のクリック率 ✕ ②記事内のアフィリエイトクリック率 ✕ ③リンク先ページでの成約率 ✕ ④単価 ✕ ⑤承認率
①検索結果上の表示回数
検索結果上の表示回数とは、検索結果に表示された回数のこと。「クリックされたなかった数」も含まれます。
①検索結果上のクリック率(CTR)
検索結果上のクリック率とは、ユーザーが検索エンジンでキーワード検索した時に自分の記事がクリックされる割合のことです。
Googleの無料ツール「Googleサーチコンソール」で調べることができます。
②記事内クリック率
例えば、100人記事を見たうち1人がクリックした場合、クリック率は1%です。
③リンク先ページでの成約率
広告主のページに左右されるため、アフィリエイターがコントールすることはできません。
④単価
単価は、アフィエイター・サービス・プロバイダー(ASP)の専用管理画面がから調べることができます。
⑤承認率
アフィリエイト記事を書く手順 9ステップで解説
アフィリエイト記事を書く大まかな流れは次の通り。
- 関連キーワードを抽出する
- 狙うキーワードを決める
- キーワード検索の意図を調べる
- ペルソナを決める(想定読者)
- 記事の構成を決める(見出し)
- ”型”に当てはめて記事を書く
- デザインの調整
- 検索順位を確認
- 記事のリライト
手順1.関連キーワードを抽出する
狙うテーマに関連するキーワードを「キーワードサジェストツール」を使って一気に抽出します。
Googleの検索フォームに入力した時に表示される候補が、サジェストキーワード(関連キーワード)です。
「キーワードサジェストツール」を使えば、複数の大量キーワードを一括でまとめて抽出できます。
おすすめのツールは「ubersuggest.io(ウーバーサジェスト)」です。
収集したキーワードは、「Googleスプレッドシート」などの表計算ソフトなどにまとめておきます。
詳細:大量のキーワードを一括抽出!サジェストツール Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
手順2.狙うキーワードを決める
「どのキーワードで検索順位上位を狙うのか?」を決めます。
狙うキーワードは「1記事1キーワード」が基本です。ここで言う「1キーワード」とは複合をキーワード(例:「テレビ 比較」)も含まれます。
初心者が狙うべきは、3語以上のキーワード(例:「初心者 一眼レフカメラ 選び方」)です。
1キーワードの場合、絶対的な検索ボリュームは膨大ですが、上位表示には何ヶ月も、場合によっては何年もかかります。
1語 | 2語 | 3語 | |
上位表示の難易度 | ✕難しい | ◯普通 | ◎簡単 |
検索ボリューム | ◎多い | ◯普通 | △少ない |
ユーザーの検索意図 | △広い | ◯普通 | ◎狭い |
高い成約率が期待できる定番キーワードは以下があります。
・◯◯ 評価
・◯◯ 選び方
・〇〇 レビュー
・◯◯ 人気
・〇〇 比較
・◯◯ 口コミ
・〇〇 購入
・〇〇 ランキング
・〇〇 おすすめ
手順3.キーワード検索意図を調べる
ユーザーのキーワード検索は「質問」あり、質の高いコンテンツとはその「答え」です。
「そのキーワード検索したユーザーはどんな答えを必要としているのか?」、ユーザーの「検索意図(インテント)」を深掘りして調べます。
例えば「一眼レフカメラ 選び方」での検索なら、
「失敗しない正しい選び方を知りたい」
「なるべくお得に買いたい」
「簡単に使えるカメラを選びたい」
「初心者でも扱えるカメラを選びたい」
といった意図が読みよれます。
検索意図は大きくわけて3つに分類できます。
- 取引型
- 案内型
- 情報収集型
検索意図を調べるには、「教えてgoo」「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトが役立ちます。
手順4.ペルソナ(想定読者)を決める
ペルソナとは、「想定読者」のこと。「不特定多数」ではなく「特定の一人」に焦点を絞って記事を書きます。
「エアコンの選び方」をテーマを記事を書くとすると、
・就職にあたって一人暮らしを始める新社会人
・お金がないので、購入費用・ランニングコストをおさえたい
・シンプルなデザインのエアコンがほしい
・平日夜でも取り付け対応してくれる業者を選びたい
といった具合にユーザー像を具体的します。
記事を読んだ読者に「まさに自分のために書かれた記事だ!」と思ってもらうことで、商品・サービス購入してもらえる可能性が高くなります。
手順5.記事のタイトルを決める
記事のタイトルは、「検索結果上でクリックされるかどうか?」を決める重要な要素です。
次のポイントを抑えます。
- キラーワードを入れる
- 狙うキーワードを入れる
- 数字を入れる
- 簡単なことがわかる
- ベネフィットを入れる
◯よいタイトル例 | ✕ダメな例 |
---|---|
カメラ素人でもわかる!初心者にオススメのミラーレスカメラ厳選10機種 | カメラの比較 |
手順6.構成を決める
記事の全体の構成を決めます。適切な「見出し」を設定することで、全体性を理解しやすくなります。
<h2>アフィリエイト記事を書く前に知っておきたい重要な三原則
<h2>アフィリエイト収益の基本公式
<h2>アフィリエイト記事を書く手順 7ステップで解説
<h2>アフィリエイト記事を書く6つのポイント
手順7.”型”に当てはめて記事を書く
手順5の見出しに肉付けしていきます。
毎回、ゼロから考えて記事を書くよりも”型”に当てはめると効率的に執筆できます。
記事タイトル | ・簡便性 |
書き出し | ・記事に書かれていることの概要 |
見出し | ・商品の選択肢(それぞれのメリット・デメリット) ・オススメ商品のデメリット ・オススメ商品のメリットとエビデンス(証拠) ・商品の選び方のポイント ・商品比較・ランキング ・商品の口コミ・レビュー ・クロージング |
まとめ | ・結論を再度書く |
手順8.データを調べリライトする
記事を公開したら、データを調べリライト(修正)を行います。
- 狙ったキーワードの「表示回数」「クリック率」→Googleサーチコンソール
- 書いた記事がどれくらいのアクセスを集めているか?→Googleアナリティクス
- 狙ったキーワードの検索順位→検索順位チェックツール
関連記事:アクセスアップ!Googleサーチコンソールを使って記事をリライトする方法
アフィリエイト記事を書く7つのポイント
初心者をターゲットにする
どんなアフィリエイトの分野でも、もっとも裾野が広いのは、「初心者」です。
すでに知識を持っている人をターゲットするよりも、その分野に関して知識をもっていない初心者をターゲットにすることで幅広いユーザーを獲得できます。
・タイトルだけでベネフィットがわかる
・書き出しで記事の内容、読むメリットがわかる
・見出しだけで概要がわかる
・専門用語を使わない
・図
・写真
・既知→未知
・体系的
大切な家族友人に見せることができるか
「稼ぎたい、稼ぎたい」という気持ちばかりが先行して商品・サービスを売ることばかり考えてもユーザーに見透かさうまくいきません。
基本的にユーザーは「売りつけられる」ことを嫌います。
本当におすすめできる商品・サービスなのか?その根拠はなにか?が収益を上げる記事を書くためには大切です。
7割の完成度でも公開する
最初から「100点の記事を書こう」と思っても難しいものです。Web記事は、後からでも更新できるので、7割の完成度でもいいので公開します。
一旦公開しアクセス数やクリック数などの数字をみてから改善策を考えます。
商品・サービスを手にした”未来”を見せる
商品紹介記事なら「機能・性能」ではなく、ユーザーが「商品を手にして得られる結果、未来」わかる記事を書きます。
ビデオカメラの紹介例
- ✕:「4K動画撮影対応!」
- ◯:「4K動画撮影対応!かわいい我が子を高詳細できめ細やかな映像で動画保存できます」
「その機能があるか何がいいのか?」の説明が必要です。
中学生でも理解できる言葉を使う
可能な限り専門用語をさけ、中学生でもわかるような平易な言葉を使います。
特定の分野に詳しい人にとって当たり前の用語でも、その分野を知らない人が読んだら専門用語だらけでは、言いたいことが伝わりません。
想定読者に合わせて「どこまで知ってどこまで知らないか」判断します。
どうしても専門用語を使う必要がある場合、補足説明を追記します。
◯ | ✕ |
---|---|
検索結果で上位表示するには、想定読者の検索意図を調べ、感情に訴える記事タイトルでクリック率を高めます。 | SERPで上位表示するには、ペルソナのインテントを調べ、エモーショナルなタイトルでCTRを高めます。 |
見出しだけで概要を理解できるか
ユーザーが「見出し」を読んだだけでも記事に書かれている全体像がわかるようにします。
Web記事を読む読者のほとんどは「斜め読み」です。
「起承転結」ではなく、「PREP(プレップ)」法をで文章を書く
PREP(プレップ)とは、
- P:POINR(結論)
- P:PEASON(理由)
- E:EXAMPLE(具体例)
- P:POINT(結論)
という構成で文章をかくこと。PREP(プレップ)法を使うことで、わかりやすく説得力のある文章構成になります。
日本語は特定上、普通に書くと結論を最後にもっていきがち。一番最後まで読まないと結論がわからない文章は、読者にとって負担です。
ビジネス文書を書いたことがある人なら自然と身についている書き方ですが、「知らなかった」という人は意識してみましょう。