「狙ったキーワードで検索結果の何位か?」を調べる検索順位のチェック。
Webサイトの改善にかかすことができない分析です。
数十、数百の復数のキーワードの検索順位をまとめて一括調査するには、「検索順位チェックツール」の利用が必須です。
検索順位追跡ツールには、
- 「GRC」:Windows用の定番ツール
- 「RankGuru SEO」:Mac向けシンプルツール
- 「Rank Tracker(ランクトラッカー)」:高機能ツール
- 「Serposcope」:オープソースツール
など様々な種類があります。
関連記事:人気おすすめSEO検索順位チェックツール比較5選【2019年最新版】
この中でも、
「無料で高機能な検索順位チェックツールを探している。」
「検索順位の推移もチェックしたい。」
という人におすすめの検索順位チェックツールが「Serposcope(シープスコープ)」です。
「Serposcope(シープスコープ)」の使い方を詳しく紹介します。
目次
検索結果順位チェックツールが必要な理由とは?
ユーザーは検索結果の1ページ目をクリックする
Webサイトのアクセス数に大きな影響を与える検索結果上の「掲載順位」。掲載順位1位のクリック率はおよそ30%ですが、同じ1ページ目でも10位になると約1%まで下がります。
参考:ネットショップの運営で検索順位チェックが重要となる理由【初心者向け】
Webサイト運営では検索順位チェックが必須
運営サイトが検索結果の上位を獲得できているかチェックが必要です。
- 狙ったキーワードに対してページが検索結果の上位表示できているか?
- 掲載順位は何位か?
- 掲載順位の推移はどうなっているか?
複数のキーワードを一括チェックできる検索順位ツールがおすすめ!
キーワードごとにひとつひとつ手動で確認するのは、非常に手間がかかります。そこで、検索順位チェックツールを使うことで、複数のキーワードの検索順位を一括で確かめることができます。
Serposcope(シープスコープ)とは?
https://serposcope.serphacker.com/en/
Serposcope(シープスコープ)は検索順位をチェックするためのオープンソース(無料)のツール。オープンソースとは、プログラムのソースコードが公開されていて誰でも無料で改良・利用できるソフトウェアのことです。
英語のツールのため、メニューは日本語表示できません。ただし、ブラウザ上で動作させることができるため、ブラウザの翻訳機能を使うのもよいでしょう。
Linux(リナックス)OSへのインストールも可能なので、サーバー上でも稼働させやすいツールです。
Serposcope特徴
- 無料(オープンソース)
- 環境:windows、mac、linux対応
- サイト登録数の制限なし
- キーワードの制限なし
- 一括キーワード登録
- 時間指定して実行
- 手動実行可能
Serposcopeのインストール方法
Serposcopeのインストール方法、事前の設定は「無料!検索順位チェックツール「Serposcope」 をMacにインストールする方法と初期設定」を参考にしてください。
「コマンド」と呼ばれる文字列でPCを操作するためのソフト「ターミナル」使う必要があります。
参考記事:UNIXコマンド入門 ターミナルとは?(外部サイト)
Serposcopeの起動
Serposcopeの起動方法は2通りです。
- 「serposcope-2.6.0.jar 」をダブルクリック
- ターミナルでコマンドを実行
(ターミナルはMacのアプリケーション ➔ ユーティティにあかじめインストールされています。)
ターミルで以下のコマンドを実行します。
$ java -jar /Applications/serposcope-2.7.1.jar
と入力し、「エンターキー」を押します。
※serposcopeがアプリケーションフォルダあり、バージョンが「serposcope-2.7.1」の場合です。
Serposcopeの管理画面にログイン
Serposcopeを起動させたのち、ブラウザに以下を入力し管理画面にアクセスします。
http://127.0.0.1:7134/ |
ログイン画面が開いたら、「メールアドレス」、「パスワード」を入力し、「Login(ログイン)」をクリックし、ログインします。
Serposcopeの管理画面にアクセスできました。
Serposcopeの使い方
Serposcopeのキーワード追加の流れ
Serposcopeの設定は以下の流れで行います。
- グループの作成
- サイト追加
- キーワード追加
「グループ」「サイト」「キーワード」の階層
「グループ」、「サイト」、「キーワード」次の階層になります。
複数のWEBサイトを運営している場合、どう対応させるのか決めましょう。
- グループ1
- サイト1
- キーワード1
- キーワード2
- サイト2
- サイト3
- サイト1
- グループ2
- サイト1
- キーワード1
- キーワード2
- サイト1
グループの作成
最初に「グループ」を作成します。
管理画面の「GROUPS」>「New group(新しいグループ)」をクリックします。
任意の「Name(例 サイト名)」を設定し、「Save(保存)」をクリックします。
「Group created(グループ作成完了)」と表示されればOKです。
WEBサイトの追加
続いて、WEBサイトを追加します。
WEBサイトの追加ボタン「Add Website(サイト追加)」もしくは「☆」をクリックします。
(ウィンドウが広い時は、「Add Website(サイト追加)」、狭い場合は「☆」の表記になります。)
「Name(名前)」と、「ドメイン」を入力し、「Save(保存)」をクリックします。
ドメインの頭に「http://」を付けるとエラーなるので注意してください。
「Website added」と表示されたらウェブサイトの追加完了です。
調べたいキーワード追加
「Add search」ボタンからキーワードを追加します。
(ウィンドウの幅が広い時の表記「Add search」、狭い時は、「虫眼鏡」マークになります。)
キーワード入力します。
TLDは初期状態では、「com」です。
日本を対象とする場合、「co.jp」に変更します。
「Save」します。
キーワードが追加されました。
キーワードの一括追加
Serposcopeでは複数のキーワードを一括追加することも可能です。
他の検索順位チェックツールを使っている場合、そのツールからエクスポートしたデータをインポートすれば効率的です。
一括追加する場合、キーワード追加画面で、「Bulk Import」をクリックします。
キーワードを入力し、「Save」をクリックします。
キーワードが一括で追加されました。
キーワードの一括追加の説明は以上です。
上記までの流れで「グループ」「サイト」「キーワード」の追加が完了しました。
検索順位のチェック
次に、検索順位をチェックします。検索順位確認方法は、「手動」と「自動」の2通りがあります。
ここでは、「手動」の方法を説明します。
上部メニューの「CHECK RANKS(検索順位客員)」をクリックします、
「Check all keywords(全てのキーワードを確認)」をクリックします。
キーワードの検索順位チェックがスタートします。
キーワードが多い場合、時間がかかります。
データ取得が完了しました。
検索順位チェックツール「SERPOSCOPE」 「Failure」エラーで止まり順位取得できない時の対処方法
検索順位取得でエラーとなる場合の対処方法は次の記事を参照してください。
詳細記事:検索順位チェックツール「SERPOSCOPE」 「Failure」エラーで止まり順位取得できない時の対処方法
最後に
無料で高機能な検索順位チェックツール「Serposcope」の使い方を紹介しました。
WEBサイトやネットショップ運営の運営に役立てましょう。
他の検索順位ツールは「Mac対応のSEO検索順位チェックツール5選」を参照してください。
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